住友電工とソニー、世界初の発振波長530nm帯で100mW以上の光出力を有する純緑色半導体レーザーを開発

JCN Newswire / 2012年6月21日 17時45分

Tokyo, June 21, 2012 - (JCN Newswire) - 住友電気工業株式会社(以下「住友電工」)とソニー株式会社(以下「ソニー」)は、レーザープロジェクターなどの映像表示デバイスに応用できる、発振波長530nm帯で100mW以上の光出力を有する純緑色半導体レーザーの開発に世界で初めて※1成功しました。今回開発した純緑色半導体レーザーは、従来の窒化ガリウム系緑色レーザーと比べて、約2倍※2の高輝度を実現しました。高輝度化とNTSC比182%(CIE 1976)※3の広色域化を実現したことで、鮮やかで美しい映像を描き出すレーザープロジェクターなどの映像表示デバイスへの搭載が期待されます。

現在、光の三原色(赤・緑・青)の光源として、赤色と青色の半導体レーザーは量産化されていますが、今後はレーザープロジェクターなどの映像表示デバイスの高性能化に向けて、高出力の緑色半導体レーザーの開発が期待されています。現在、緑色については、赤外光を光学素子により波長変換したレーザーが主に用いられていますが、光源が大型かつ高価であるという課題がありました。また、従来の窒化ガリウム系材料を用いた緑色レーザーは、発振波長が520nm以下で光出力も数十mW以下に限定されているため、充分な輝度が確保できませんでした。

住友電工とソニーは、純緑色の半導体レーザーを実用化するために、住友電工がこれまで開発してきた半極性窒化ガリウム基板と結晶成長・加工技術、ソニーがブルーレイなどで培った窒化ガリウム系レーザー技術を生かして共同開発を進めてきました。両社で構造設計、結晶成長、加工、電極など半導体レーザーに関わる全てのプロセスに新規技術導入ならびに技術改良を加えた結果、発振波長530nm帯で100mW以上の光出力を有する純緑色半導体レーザーの開発に成功しました。今回開発した純緑色半導体レーザーは、光電変換効率8%以上を実現し、高信頼性を確保しています。

今回、高出力の純緑色半導体レーザーを開発したことで、光の三原色(赤・緑・青)レーザー光源が揃うことになり、高輝度と広色域を実現するレーザープロジェクターや小型・軽量・低消費電力を生かした携帯型レーザープロジェクターなど、幅広い用途への活用が期待されます。

住友電工とソニーは、純緑色半導体レーザーのさらなる高出力化と高効率化、高品質化を目指し、引き続き開発を進めていきます。

本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/201206/12-0621/

※1: 2012年6月21日広報発表時点
※2: 窒化ガリウム系材料を用いた波長520nm以下で光出力60mW以下の半導体レーザーと比較した場合
※3: NTSC比は、今回開発した純緑色半導体レーザーと既存の赤色、青色半導体レーザーを組み合わせた場合

ソニー

詳細は www.sony.co.jp をご覧ください。



Source: ソニーCopyright 2012 JCN Newswire. All rights reserved.

jcn

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング