昭和電工、植物由来原料を用いた生分解性樹脂「ビオノーレ(R)」の生産を開始

JCN Newswire / 2012年7月12日 11時56分

Tokyo, July 12, 2012 - (JCN Newswire) - 昭和電工株式会社(社長: 市川 秀夫)は、生分解性ポリエステル樹脂「ビオノーレ(R)」の原料であるコハク酸を、植物由来のバイオコハク酸に切り替えて龍野事業所(兵庫県たつの市)の商業プラントで製造することに成功し、このたび本原料を用いたフィルムグレードのサンプル出荷を開始いたしました。

これまでも「ビオノーレ(R)」は、使用後に水と炭酸ガスに分解される完全分解型の生分解性樹脂としてコンポストバッグや各種フィルムに採用されてまいりましたが、CO2排出を抑制し環境負荷の低減に一層貢献するため、当社では植物由来原料への切り替えを検討しておりました。バイオコハク酸とは、デンプンや糖を原料としたコハク酸であり、今回、コハク酸のバイオコハク酸への切り替えに成功したことで、「ビオノーレ(R)」の主原料の半分を植物由来とすることが可能になりました。また、「ビオノーレ(R)」での植物由来原料の採用により、「ビオノーレ(R)」にデンプンなどを混ぜ合わせた樹脂「ビオノーレスタークラ(R)」についても、原料の植物由来比率を約70%に上昇させることができます。なお、「ビオノーレ(R)」「ビオノーレスタークラ(R)」とも、“堆肥化の過程で十分に生分解すること、出来た堆肥の動植物などへの安全性を証明する”ベルギーAIB-VINCOTTE社の「OKコンポストラベル」、ドイツDIN CERTCO社(EN13432準拠)の認証を取得しております。

本製品は、米国の世界的なバイオプラスチックメーカー、ノーザン テクノロジーズ インターナショナル コーポレーション(以下、NTIC)の展開するバイオプラスチック製品「Natur-Tec(R)」をはじめとして、一部顧客への試験販売をすでに開始しております。NTICは従来の「ビオノーレ(R)」を、インドにおける関係会社HARITA-NTIが生産する衣料ブランド向けガーメントバッグ等で採用しておりますが、バイオコハク酸を用いた「ビオノーレ(R)」に変更することを計画しております。

諸外国を中心に環境配慮への意識が高まる中、当社は「植物由来原料」「生分解性」という両側面での環境負荷の低減を実現したプラスチックとして、ビオノーレブランドの拡販を進めてまいります。年内にはバイオコハク酸メーカーの供給体制が1万から2万トン/年の規模で整うことを視野に、新たな需要獲得を目指します。

NTICのNatur-Tec(R)ビジネスユニット、Vineet Dalal氏(Vice President and Director)のコメント:
弊社の顧客から、最終製品の全体のCO2排出量を減らすため、弊社の原料のバイオベース炭素含有量を増やしてもらいたいという要望が増しています。昭和電工の植物由来樹脂「ビオノーレ(R)」を弊社のコンパウンドとプラスチック製品に採用することで、急速に拡大する需要に対応できるのではないかと、非常に期待しています。

昭和電工株式会社

詳細は www.sdk.co.jp をご覧ください。



Source: 昭和電工株式会社

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