エーザイとロンドン大学が神経疾患の新規治療法の開発に向けた創薬研究で提携

JCN Newswire / 2012年12月14日 18時50分

Tokyo, Dec 14, 2012 - (JCN Newswire) - エーザイ株式会社(本社:東京都、社長:内藤晴夫、以下 エーザイ)と英国のロンドン大学(University College London、以下 UCL)は、新薬の探索・開発に関する新たな共同研究について合意しましたので、お知らせします。本共同研究では、エーザイとUCL の研究者が参画する研究グループを設立して、アルツハイマー型認知症やパーキンソン病などの神経疾患に対する新規創薬標的の同定と検証、その標的に対する新薬の探索、並びに臨床における治療概念の証明をめざします。

本提携は、英国の公的機関と製薬企業の共同研究として、英国における初めての事例となります。エーザイとUCL は、神経疾患に対する新規治療標的の探索並びに評価を推進、調整する目的でTherapeutic Innovation Group(TIG)を設立します。本グループは両者の経験豊かな研究者で構成される予定です。また、TIG を管轄するJoint Steering Committee(JSC)を設置し、委員長は、UCL のAlan Thompson 教授、並びにエーザイニューロサイエンス創薬ユニットプレジデントであるLynn Kramar 博士が、共同で務めます。

UCL は神経変性疾患の遺伝学的研究および発症原因に関する世界的にも有数の研究を行っています。また、トランスレーショナル研究における豊かな専門性を有し、本共同研究には、UCL の新しい研究所であるLeonard Wolfson Experimental Neurology Centre の基礎研究者と臨床医が参画する予定です。一方、エーザイにおいて、本提携は創薬探索研究におけるオープンイノベーション構想の中で、重要な位置づけとなります。エーザイは創薬における探索および開発研究のリソースを提供し、アッセイ系の開発、化合物合成を担当します。加えて、臨床研究、レギュラトリーに関する豊富な経験とノウハウを提供します。なお、UCL は、エーザイより本共同研究の進捗に応じたマイルストン支払いに加え、製品発売後はロイヤルティーを受け取ることになります。

エーザイニューロサイエンス創薬ユニットのプレジデントであるLynn Kramar 博士は、「アルツハイマー型認知症やパーキンソン病のような神経変性疾患は、その病態の進行を防ぐ効果的な治療法がなく、未だアンメット・メディカル・ニーズが高い疾患領域です。UCL は世界でも有数の神経変性に関する研究機関であり、我々はこの提携が成功し、創薬に繋がることを期待しています。UCL とエーザイの専門性を生かした共同研究を、新しい創薬標的の発見と新薬創出に繋げ、治療薬を待つ患者様に一日でも早くお届けします。」と述べています。

また、UCL の副学長(健康分野担当)であるJohn Tooke 教授は、「このパートナーシップは、UCL にとって新しい製薬企業との提携方法であり、アルツハイマー型認知症のような神経変性疾患の治療を大きく前進させる可能性を持っていると言えます。我々はエーザイと長年緊密に協働しており、この共同研究が、患者様の切望する効果的な新規治療薬の創出に繋がると確信しています。」と述べています。

さらに、UCL の副学長(事業担当)であるStephen Caddick 教授は、「UCL は、大学での研究成果を社会に貢献する製品として具現化するという共通のビジョンのもと、パートナーと協働していくことを約束します。今回の戦略的な提携では、研究、臨床、事業のそれぞれの高い専門性が融合され、患者様のベネフィット向上に貢献する新たな治療薬の開発への展望が開かれることでしょう。」と述べています。

エーザイ株式会社

エーザイ株式会社は、研究開発型のヒューマン・ヘルスケア(hhc)企業で、グローバルに研究・製品の開発・販売活動を行っている。エーザイは、神経・精神領域を含むインテグレーティブ・ニューロサイエンス、がん治療と支持療法を含むインテグレーティブ・オンコロジー、血管・免疫反応領域の3つの治療領域に活動を集中し、世界各地にある研究、生産、販売拠点を通じて、世界の患者様に貢献している。エーザイ株式会社の詳細情報は www.eisai.co.jp をご覧ください。



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