アステラス製薬と京都大学iPS細胞研究所:ヒトiPS/ES細胞からネフロン前駆細胞を効率よく作製する方法を発見

JCN Newswire / 2013年6月18日 18時18分

国際幹細胞学会第11回年次総会で発表

Tokyo, June 18, 2013 - (JCN Newswire) - アステラス製薬株式会社(本社:東京、社長:畑中好彦、以下「アステラス製薬」)と京都大学iPS細胞研究所(所在地:京都、所長:山中伸弥、英名:Center for iPS Cell Research and Application (CiRA))は、腎臓の再生医療に関する両者の共同研究において、ヒト人工多能性幹細胞(iPS細胞)およびヒト胚性幹細胞(ES細胞)から腎臓を再生する過程の一つの段階を効率よく進める方法を発見しました。このたび、この結果を国際幹細胞学会(英名:International Society for Stem Cell Research(ISSCR))第11回年次総会(開催地:ボストン、開催期間:2013年6月12-15日)で発表しました。

腎臓の再生医療は、慢性腎不全などの難治性腎疾患の治療に貢献するものとして開発が望まれています。難治性腎疾患には現在有効な治療法がなく、高齢化社会の進展により今後も患者の増加が予想されています。また、根治的な治療法となる腎移植では、ドナー不足の問題もあります。

アステラス製薬は、iPS細胞から腎臓を再生する研究の第一人者である京都大学iPS細胞研究所の長船健二准教授のグループと、腎臓の再生医療に関する共同研究を行ってきました。この研究では、ES細胞およびiPS細胞のような多能性幹細胞から腎臓の機能単位であるネフロンに存在する細胞を作製し、創薬や再生医療へ応用することに取り組んでいます。

これまでに長船准教授のグループは、多能性幹細胞をもとに、腎臓が発生する過程で生じる中間中胚葉を効率よく作製する方法を発表しています(Mae S et al., Nat Commun, 2013)。今回の研究では、この中間中胚葉を各種の増殖因子や化合物で処理し、ネフロンを構成する前段階の細胞であるネフロン前駆細胞を効率よく作り出す方法を開発しました。

また、この方法で作製したネフロン前駆細胞を解析した結果、生体のネフロン前駆細胞に特徴的な各種の遺伝子が発現していること、ネフロンを構成する細胞になる能力があること、in vitro 3次元培養系やin vivoで尿細管に特有のたんぱく質を発現し、尿細管に類似した立体的な構造を形成することを確認しました。

本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
http://www.astellas.com/jp/corporate/news/detail/ipsipses.html

アステラス製薬株式会社

詳細は www.astellas.com/jp をご覧ください。



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