三菱重工業など、シンガポールのバス車内向け情報提供システム「CITIUS」を開発

JCN Newswire / 2014年6月12日 9時6分

慶應大学・シンガポール国立大学連携のKeio-NUS CUTEセンターと共同で

Tokyo, June 11, 2014 - (JCN Newswire) - 三菱重工業は、慶應義塾大学とシンガポール国立大学(National University of Singapore:NUS)が設立した研究機関のKeio-NUS CUTEセンター※と共同で、シンガポールのバス車内向けに位置認識技術に基づく情報提供システム「CITIUS(キティウス:Communication Infrastructure of Transport Information for Universal Service)」を開発しました。バスの正確な位置情報に基づいて、運行情報や付近の店舗情報など各種の有益な情報をリアルタイムに知らせるものです。

CITIUSは、GNSS(全地球航法衛星システム)を利用した精密な測位データに基づき、バスの位置をリアルタイムに認識し、その場所に応じた情報を車内のデジタルディスプレーに表示します。具体的には、次のバス停の名前や近くの公共施設に関する情報、イベント案内などを提供するほか、路面の凹凸や速度制限、急カーブなど走行中の道路に関する注意すべき状況について警告することもできます。

また、携帯電話のネットワークを介してサーバーに集められるプローブデータ(車載器から送られる車両情報)を使って車両の遠隔監視を行ったり、蓄積されたデータを分析することで、より安全なバス運行の研究に役立てることが可能です。CITIUSにより、乗客は乗り過ごしなどを防ぎやすくなり、運転士は乗客へのアナウンスなどの接客業務から解放され、運転マナーや省エネに向けた運転技法の向上などが期待できます。バス運行業者は、バスの運行状況をリアルタイムで把握できるほか、登録店舗などからの広告収入による収益向上も見込めます。

CITIUSの開発にあたり、当社はスペイン・マラガ市や関西文化学術研究都市(けいはんな学研都市)で取り組んでいるスマートコミュニティ実証事業やGNSSを使った車両課金システムの開発などで培った精度の高い測位技術や、ITS(高度道路交通システム)分野における信頼性の高い製品化技術を提供。Keio-NUS CUTEセンターが持つ、メディア技術やプローブデータの管理手法など最先端ネットワーク技術を融合させることで、簡便なシステムに仕上げました。

CITIUSは現在、NUSキャンパス内を巡回するバス2台に導入され、実証運用を通じて導入効果を検証中です。当社は、Keio-NUS CUTEセンターの客員上席研究員である佐藤雅明博士が率いる研究チームと連携して、この検証に基づき公共交通機関をさらに便利で洗練されたものにする技術研究を続けます。

都市部の交通渋滞・環境問題が、特に急速な経済発展を続けるアジアの大都市で顕著となっており、シンガポールではその解決手段として当社製のERP(電子式道路課金システム)を導入し、現在76ヵ所で運用されています。一方で、同国政府は公共交通機関の利用促進による問題緩和にも注力しており、CITIUSもこうした施策を支えていくものです。

当社は、今後もKeio-NUS CUTEセンターと、現在の交通問題に対する最適ソリューションとなり、かつ将来の都市交通基盤に革新をもたらす情報システムの開発に取り組みます。

※ Keio-NUS CUTE(Connective Ubiquitous Technology for Embodiments)センターは、クリエイティブ産業の育成を国家戦略に掲げるシンガポール政府の招きに慶應大学が応じて2009年に設立されたもので、NUS内と慶應日吉キャンパス内に拠点を構え、連携してデジタルメディア・クリエイティブ産業の発展に向けた先進的な研究に取り組んでいます。

本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
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三菱重工業株式会社

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