日立、欧州の原子力研究開発拠点「欧州原子力研究センタ」を開設

JCN Newswire / 2014年9月18日 16時4分

Tokyo, Sept 18, 2014 - (JCN Newswire) - 株式会社日立製作所(執行役社長兼COO:東原 敏昭/以下、日立)は、このたび、欧州の先進的なプラントの予防保全技術や実績のある原子力施設の廃炉技術を取り入れ、安全で高効率な原子力技術の開発を目的として、英国のロンドンに研究開発拠点「欧州原子力研究センタ(European Nuclear Research Center:以下、ENRC)」を2014年9月30日に開設します。

日立は、今回設立するENRCを通して、英国をはじめとした欧州の大学との共同研究を行い、欧州がこれまで蓄積してきた先進技術と日立のBWR(Boiling Water Reactor:沸騰水型原子炉)技術を融合し、より安全で高効率の原子力技術を開発します。具体的には、作業員の放射線被ばく量を低減する技術や原子力プラントの稼働率を高める技術を開発することで、BWR設計への適用をめざすとともに、中長期課題である廃棄物量の削減や、原子力施設の廃炉コスト低減についても取り組みます。

英国では、1956年に西側諸国初の原子力発電所とされるコールダーホール原子力発電所の商業運転以来、原子力発電所の建設、予防保全、廃炉などさまざまなノウハウや技術を培ってきました。特に英国の原子力発電所を支えてきた研究開発においては、大学を中心に材料や計測技術など、基盤研究に強みを持っており、廃棄物処理や廃炉に関する研究開発が積極的に行われています。

日立は、ENRCの設立に向けて、2014年4月から原子力施設内で作業する作業員の放射線被ばく量を低減する技術に関する共同研究をマンチェスター大学と開始しています。さらに、2012年11月に買収した英国Horizon Nuclear Power Ltd.の新規原子力発電所建設プロジェクトでは、2014年8月末にABWR(Advanced Boiling Water Reactor:改良型沸騰水型原子炉)の包括的設計審査(GDA:Generic Design Assessment)が第3段階に進んでいます。また、リトアニア共和国で建設が計画されているビサギナス原子力発電所建設プロジェクトの推進に向けた事業会社設立の協議開始に関して2014年7月末にリトアニア政府エネルギー省と合意するなど、欧州の原子力発電における社会インフラの発展に取り組んでいます。

また、日立は2014年7月1日、2日にインペリアル大学で日立のBWR技術を理解する人材育成に向けてABWRセミナーを開催し、2014年10月21日、22日にマンチェスター大学で、来年にはバーミンガム大学およびバンガー大学で同セミナーを開催する予定です。さらに、日立が新しい原子力発電所の建設を予定しているウェールズ地域を含めて、今後も英国内の大学などとの連携を深めていきます。

日立は、欧州の先進技術と自社が有する原子力技術を融合し、高信頼・高効率な原子力プラントのグローバル展開を進め、併せて国内原子力施設の廃炉などの中長期的課題の解決に積極的に取り組んでいきます。

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株式会社 日立製作所

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