【ロッテ】延長10回サヨナラ勝ち!連敗8でストップ

スポーツ報知 / 2017年5月20日 8時0分

10回1死二、三塁、サヨナラ打を放った根元(左から2人目)をナインが手荒く祝福(カメラ・堺 恒志)

◆ロッテ4x―3楽天=延長10回=(19日・ZOZOマリン)

 ロッテがサヨナラで連敗を8で止め、12球団でダントツに遅い10勝目に到達した。エース・涌井が9回3失点、139球の熱投。延長10回1死二、三塁から根元が右翼線にサヨナラ打を放ち、何とかトンネルを抜けた。借金はまだ19もあるが、ここから逆襲が始まるか?

 体勢を崩されながら、勝利への執念が勝った。延長10回1死二、三塁。33歳の根元が、しぶとく自身4度目のサヨナラ打で決着をつけた。劇的な一打で、チームの8連敗も18試合連続2ケタ安打なしもナイター12連敗もすべてストップ。「ホッとしています。連敗を止めるのは涌井しかいないと思っていました」。12球団で最も遅い10勝目を呼んだ、エースの魂の139球に賛辞を贈った。

 劇勝を導いたのは、間違いなく涌井だった。全身から気迫があふれ出た。2番から始まる1点リードの8回。「しっかり気持ちを入れて、流れを引き寄せられれば」と次第にギアを上げ、アマダーにはこの日最速の150キロを計測した。119球で迎えた9回も「連敗を止めるとしたら、一人で投げきることしか考えていなかった。勝ちに対する思いが何人かに伝われば」と志願の続投。夫人の押切もえが見つめる前での2勝目はお預けになったが、背中でチームを引っ張った。

 屈辱をバネにステップアップした。12日の日本ハム戦(東京D)でリーグ記録を更新する6被本塁打、自己ワーストの10失点。ショックを受けても、すぐにやってくる次回登板へ気持ちを切り替えた。伊東監督から「チームを救うのはエースの宿命」と言葉をかけられ、責任の重みを再認識した1週間。プライドをかけたマウンドだった。

 ミーティングで徹底した初球ストライクも実践。お手本を示し、英二投手コーチに「うちのピッチャーにもメッセージを発信してくれて頭が下がる」と言わしめた。残り103試合。伊東監督は「一つ勝つ苦しみを改めて感じた。うちは連勝していくしかない。お客さんが喜んでくれたんで、今日はゆっくり寝られるかもしれないです」と一安心。たった1つの白星でも、何かのきっかけになるかもしれない。(田島 正登)

hochi

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