一部市民が撤去要求、NYのコロンブス像存続へ

読売新聞 / 2018年1月13日 17時53分

 【ニューヨーク=橋本潤也】マンハッタン中心部に立つ15世紀の探検家クリストファー・コロンブスの像が撤去を免れ、存続することが決まった。

 コロンブスが先住民を抑圧した史実を踏まえ、一部市民が撤去を求めていたが、ニューヨーク市のデブラシオ市長が12日、検討の結果として撤去しない方針を発表した。

 像は1892年に「新大陸発見400年」を記念して建てられた。セントラルパーク南西部にあり、観光名所にもなっている。

 コロンブスは西欧社会では長く米大陸の「発見者」とされてきたが、米国内には先住民を中心に複雑な感情を持つ人も少なくない。市は近隣に像の意義を説明する標識を立てるほか、先住民に関する記念碑の新設も検討するという。

 市長は声明で「撤去ではなく歴史の詳細を加える方法を採る。公共の場ではニューヨークの多様性を反映させる努力をする」と宣言した。

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