【山梨】日川、昨年初戦敗退の雪辱コールド“快幕”

スポーツ報知 / 2018年7月13日 8時0分

初戦を突破し、校歌を歌う田辺賢主将(手前)ら日川ナイン

◆第100回全国高校野球選手権記念大会山梨大会 ▽2回戦 日川7x―0白根=7回コールド=(12日・山日YBS)

 2回戦5試合が行われ、全チームが初戦を終えた。2013年以来の優勝を狙う日川は白根に7―0(7回コールド)で勝利。主将の田辺賢斗(3年)が2投手を好リードして“完封発進”に貢献、5番・早川賢信(3年)が4打数3安打1打点と、昨夏初戦敗退の屈辱を味わったメンバーが勝利をもたらした。身延は中込泰星、小林直輝(ともに3年)の“完封リレー”で甲府東を7―0で下し3回戦進出を決めた。前日の降雨で初戦が延期となった笛吹は初回10得点の猛攻で甲府昭和を19―2(5回コールド)で下した。

 初めて球場で歌う校歌に体を震わせた。スコアボードに向かって堂々と歌い上げた日川ナインが主将の田辺賢と共にスタンドへ。「まずは一つ勝てたことがうれしい」。試合後主将が見せたのは、喜びよりほっとした表情だった。

 1年間抱え続けた重荷を、ようやく下ろした。昨夏の開幕戦(対甲府城西)。4―5で迎えた9回2死で田辺賢が死球で出塁も、走塁ミスでアウトとなり試合終了。目の前で喜び合う甲府城西の姿が目に焼き付いた。新チームでは主将に立候補。「自分のようにミスをして仲間が後悔する試合はしたくない」。泥臭く一球にこだわるチームを作ってきた。

 この日は捕手として右腕・風間日向と左腕・新田壌人(じょうと)の2年生コンビをリードし、6安打無失点リレーを演出。6回2死三塁のピンチで登板した新田には「(相手に対し)打ってみろ、というくらい強い気持ちを見せろ」。昨夏、大舞台の緊張で周囲が見えなくなった経験を生かし鼓舞。「気迫ある投球をしてくれた」と後輩にも感謝した。

 主将の強い思いは、昨夏同じ経験をした仲間も共有していた。5番・早川賢信は「あれこれ考えず、ストライクを思いきり振った」。4打数3安打1打点と大暴れ。7回無死二、三塁ではダメ押しの6点目となる右前適時打を放った。夏に向けて体を開くクセを修正し、コンパクトなスイングで安打を量産。昨夏途中出場も1三振1死球に終わった悔しさを晴らした。

 2013年、甲子園初勝利を挙げてから5年。池谷公雄監督(56)は「強さはないが、投打がかみ合えばいろんな可能性がある」と大会中のチームの成長に期待する。甲子園で戦う日川のユニホームに憧れ入学した早川は「球場で歌う校歌は本当に気持ちいい。何度でも歌いたい」。田辺賢も「1勝するだけじゃ足りない。目標は優勝」と瞳をぎらつかせる。記念の夏、再び主役になるべく日川の進撃が始まった。(大津 紀子)

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