日産・西川廣人社長ケチな自己保身「悪いのはみ~んなゴーン。私はな~んも知らなかった」で逃げられるか?

J-CASTテレビウォッチ / 2019年2月28日 16時51分

「ゴーンは日本人をナメていた」

ゴーン元日産会長の逮捕以来、インタビューに答えていなかった西川廣人社長兼CEO(65)が、週刊文春に120分間"激白"している。日本経済新聞も同日に西川のインタビューを掲載しているから、西川社長側に思惑があって、新聞1紙、週刊誌1誌を選んだのであろう。

内容はひとことでいえば「丸ごと自己弁護」である。いくつかあげよう。冒頭に紹介したように、西川は、「日本への敬意があれば、あんな不正ができるはずはありません」と前置きして、ゴーンは日本をナメていたと難じている。

最後にゴーンと会ったのは昨年9月下旬(2018年)で、ルノーとの経営統合について話し合ったが、平行線に終わったとし、「彼の不正を知ることになったのは、そう言い合っていた矢先のことでした。まさに青天の霹靂だったんです」と、自分が何も知らされていなかったかのように話している。

内部通報をきっかけに社員の何人かが調査を行い、その結果が西川に報告された。最初の感想は「何なんだ、これは」というものだった。「とにかくワケが分からなかった」というのだ。このような重大事を、彼に知らせないで社内で密かに動いたというのは有り得ないと思う。もしそうだとしたら、よほど西川は社内の信頼がなかったのであろう。

「私はまさか自分のボスが裏でこんな重大な不正行為をしているとは、思いもよらなかった」「私はゴーン氏と個人的に親しいわけではありません。(中略)今回の事件で高級マンション暮らしが取り上げられるまで、どこに住んでいるかも知りませんでした」

その一方で、ゴーンとは問題意識を共有していたから、「ゴーン氏のほうは私のことを、たぶん『日本人のボスとしても、外国人のボスとしても務まる男だ』と見ていたのでしょう」と、自己顕示することは忘れない。

ゴーンが約2兆円の有利子負債を抱えていた日産をV字快復させたことについても、「実際の改革を成し遂げたのは、工場、開発、販売・・・その前線に立つ従業員、それぞれの仕事の現場の力であり、一人のリーダーの力ではない」と斬り捨てる。

ゴーン・チルドレンの最右翼といわれ、僕(しもべ)のようにゴーンに付き従ってきた自分のことを棚に上げ、これからのルノーと日産とのアライアンスについても、自分がルノーの新会長と話し合い、「(自分なら=筆者注)良い方向に進化させることができる」と語る。

今回の件で日産の輝きが失われてはならない、より磨きをかけなくてはいけない。「それが、今の私に課せられた使命だと思っています」と、まるで自分に責任などないといわんばかりである。

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