「ドラフト1位→戦力外」その先にあるものは? 多くが現役続行望むが...

J-CASTニュース / 2019年10月21日 18時31分

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プロ野球の戦力外通告の第2次期間が2019年10月14日、開始された。第1次期間ではセ・パ12球団で76選手が戦力外通告を受けた。通告を受けて引退する選手、現役続行を希望する選手、球団から育成契約を打診される選手と、様々なケースがある。この中にはドラフト1位で入団した選手も多く存在する。今オフ、戦力外通告を受けたドラ1選手の去就は...。

今オフ、ロッテからは3人のドラ1が戦力外通告を受けた。伊志嶺翔大外野手(31)、大嶺祐太投手(31)、高浜卓也内野手(30)の3人だ。ドラフトの年次順に並べると、2006年のロッテのドラ1が大嶺、翌07年に高浜がドラフト1位で阪神に入団。伊志嶺は10年のドラフト1位でロッテに入団した。伊志嶺と大嶺はともに1988年生まれの同級生で、高浜は1学年下となる。

楽天のドラ1コンビは現役続行に望みを

ロッテはすでに伊志嶺の来シーズンの入閣を発表しており、1軍のコーチに就任するとみられる。大嶺、高浜に関して球団は育成契約を打診しており、現役を続ける可能性はある。大嶺は右肘痛で昨シーズンを棒に振り、今年1月に右肘の手術を受けた。今シーズンは右肘のリハビリが続いたため1軍での登板はなかった。一方の高浜は、2016年の53試合を頂点に出場機会が減り、今シーズンの1軍での出場は8試合にとどまった。

パ・リーグ3位の楽天からは、森雄大投手(25)と戸村健次投手(32)が戦力外を通告された。2012年のドラ1左腕・森は、14年に5試合に先発して2勝をマーク。結局、これがキャリアで最多勝利となり、その後は17年に1勝を挙げたのみ。今シーズンは1軍での登板はなく、9月11日には血行障害を解消するため肋骨を部分切除する手術を受けた。球団からは育成契約を打診されており、森は前向きに検討しているという。

楽天のもうひとりのドラ1選手、戸村は現役続行を視野に入れるもトライアウトを受けずに11球団からのオファー待ちの状態だ。2009年に立教大から楽天にドラフト1位で入団した戸村は、15年に自己最多となる7勝をマーク。以降は16年に1勝、17年に2勝を挙げ、ここ2年間は白星に恵まれなかった。

大石、江川らは球団がポスト用意も

ヤクルトの村中恭兵投手(31)と日ハムの中村勝投手(27)は、現役続行を希望している。東海大甲府から05年ドラフト1位で入団した村中は、2010年と12年に2ケタ勝利をマーク。昨年12月に腰の手術を受け、今シーズンは1軍での登板はなかったが、イースタン・リーグでは17試合に登板し4勝1敗と、シーズン終盤に入ってから調子が上向いており、11球団からのオファー待ちとなっている。

2009年の日ハムドラ1の中村は、トライアウトを視野に入れつつ現役続行の道を探っていく。中村は17年に右肘内側側副靱帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受け、18年の1軍登板はなし。今シーズンは7月9日のロッテ戦で約2年ぶりとなる1軍のマウンドに立ち敗戦投手に。結局、今シーズンの1軍での登板はこの試合のみで、完全復活とはならなかった。

一方で、現役引退が濃厚なのが、広島・岩本貴裕外野手(33)、西武・大石達也投手(30)、江川智晃外野手(32)の3人。「ガンちゃん」こと岩本は広島出身でカープ一筋ということもあり戦力外通告にも「悔いはない」と引退を示唆。大石、江川に関しては、球団が何かしらのポストを用意している模様で、現役引退後は球団関係の職に就く見込みだ。

戦力外通告の第2次期間は日本シリーズ終了翌日まで(日本シリーズ出場の巨人、ソフトバンクの2チームはシリーズ終了5日後まで)。今年の「プロ野球12球団合同トライアウト」は11月12日に大阪シティ信用金庫スタジアムにて行われる。

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