在宅勤務の運動不足はコレで補え! 呼吸で向上させる「免疫力」

J-CAST会社ウォッチ / 2020年6月3日 11時45分

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人やクルマが姿を消した緊急事態宣言は解除されたが……

新型コロナウイルスの感染リスクは、「緊急事態宣言」の解除でなくなったわけではない。油断をすれば、再び感染が広がる可能性があり、今後も引き続き自粛が求められる。

巣ごもり生活や在宅勤務が続けば、運動不足の状態も続く。暮らしの中では気づきにくいことだが、家にこもりきりでいると相当量の筋肉が失われ、人によっては、ウイルス感染に劣らないほど恐ろしい事態を招く可能性もあるという。

本書「ひざ裏のばしドクターの新型コロナに負けない免疫体操」は、長らく歩いていなかったから歩けなくなっていた、ということがないように、体力と気力を維持する方法を示した一冊。

「ひざ裏のばしドクターの新型コロナに負けない免疫体操」(川村明著)主婦の友社

「ひざ裏のばし」シリーズがヒット

著者の川村明さんは、山口県宇部市の「かわむらクリニック」院長。地域医療にヨガを採り入れ、いまではスケールを広げて「日本の寝たきりゼロ」を目指した活動を展開中だ。

その一環でもある著作「5秒ひざ裏のばしですべて解決」(主婦の友社)など、「ひざ裏のばし」シリーズは累計で66万部を超え、医療系のテレビ番組の出演も数多い。

「高齢化が急速に進む、地方都市の町医者の私が一番心配しているのは、高齢者たちの自粛=活動停止のこと。自粛は必要ですが、動かなくてはいけない」。今回のコロナ禍にあたって川村医師はこう考え、本書を2020年5月22日に緊急出版した。

新型コロナウイルスが及ぼす高齢者への危険については、日本老年医学会が3月に「気をつけたいポイント」を公表。感染に注意しなければならないことはもちろんだが、合わせて「『生活不活発』により、フレイル(虚弱)が進み、心身や脳の機能が低下する」ことを指摘。引き合いに出されているのは「寝たきり」の場合だが、2年間続くと失われる筋肉量は、自然の状態だと7年間で失う量に匹敵するそうだ。

しかし、このことは高齢者に限ったことではない。20代の若者でも、病気やケガでしばらく入院しただけで、筋肉はごっそり落ちてしまうのだ。

自律神経をコントロールできる唯一の方法?

「1週間の引きこもりで起こる筋力低下は、その復活に1か月以上の期間を要します。体力の低下は、それだけでなく気力の低下につながり、うつ状態になる場合も。高齢者は即、認知機能の低下につながってしまうといいます」

と、川村医師。

本書では、体力はもちろん、ウイルスから体を守る「免疫力」を下げずに、できるだけアップさせるための「免疫力を高める10のストレッチ」と「免疫力を高める10の生活ルール」を解説している。

重視されているのは、「呼吸」だ。

免疫力を高めるために大切なことは、「自律神経のバランスを整えること」。だが「自律」の名前が示すとおり、コントロールが難しい。それでも一つだけ方法があって、それが呼吸なのだ。呼吸が浅いと自律神経は「危険が迫っている」と勘違いし、交感神経を過剰に働かせてしまい緊張感やストレスを引き起こし、自律神経のバランスを狂わせてしまう。

そこで大事なのが深い呼吸だ。呼吸が深くなると副交感神経が優位になり、心と体をリラックスさせるようになる。

深い呼吸を促す効果的な方法の一つがこれ。ティッシュを1枚、両手で広げて顔の前で持ち、大きく息を吸ってティッシュが揺れるように息を吐く。そして吐ききったあとに、息を吸わずに、もうひと吐きする。深い呼吸で自律神経が整い、酸素がめぐるので頭が冴え、最後のひと吐きでふだんは使うことがない呼吸筋が鍛えられる。

川村医師のこの「免疫体操」などで、寝たきりになる寸前だった90歳の女性がすっかり元気を取り戻し、軽いジョギングができるようにまでなったという。

「ひざ裏のばしドクターの新型コロナに負けない免疫体操」
川村明著
主婦の友社
税別500円

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