コスプレイヤーにも愛される修善寺「虹の郷」 これまでの歩みと、コロナ禍を経た今を聞く

J-CASTニュース / 2020年6月20日 7時0分

写真

虹の郷

静岡県のテーマパーク・修善寺「虹の郷」(静岡県伊豆市)は、積極的なコスプレイヤー誘致を行っている。コスプレイヤーのための更衣室や、専用撮影家屋を設け、コスプレイヤー向けの公式ツイッターアカウントから情報発信を行う。

J-CASTニュースは、このような虹の郷のコスプレに対する取り組みに関して、電話で取材を行った。

「ロケーションは最高」、「個人的なロケには最適」と評判

虹の郷は、「イギリス村」や「カナダ村」「日本庭園」などのテーマゾーンや、四季折々の花を楽しむことができるテーマパーク。面積は約50万平方メートルで、東京ディズニーランドと同じくらいの広さがある。

マンガやアニメの衣装を楽しむ「コスプレ」を行う客も歓迎しており、2012年にはコスプレイヤーの来園を歓迎するとツイッター上で発信し、専用の更衣室の場所を公式サイト上に掲載。現在はコスプレ撮影用家屋などの施設も用意している。コスプレを楽しむ人(コスプレイヤー)専門のSNS「コスプレイヤーズアーカイブ」にも掲載されており、「ロケーションは最高」、「個人的なロケには最適」といったコメントが寄せられる。

J-CASTニュースは虹の郷に、コスプレイヤーの誘致を始めた経緯や、現在の新型コロナウイルス感染症拡大に伴う現状などについて電話で取材を行った。

虹の郷によれば、訪れたコスプレイヤーたちがSNS上に掲載した写真が広まり、撮影の問い合わせなどが増えていったという。そこで、最低限守ってほしい規約を作ったうえで、大々的に告知を行ったと述べる。コスプレイヤーの来園は6、7年ほど前から増えているとし、

「一般の方々、コスプレイヤーの方々、分け隔てなく同じように歓迎しております」

と語る。昨今ではアニメイトグループのコスプレ関連会社「ハコスタ」ともコラボし、関東のコスプレイヤーを呼び込むイベントなども開催した。

営業再開もまだ客足は...

虹の郷は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、4月21日から臨時休園。緊急事態宣言解除から2週間ほど過ぎ、5月23日に営業を再開した。現在、週末にはファミリー客も訪れるようになったが、まだ昨年ほどの客足はなく空いているようだ。

そして6月2日、「虹の郷コスプレ掲示板 #虹コス【公式】」という公式ツイッターアカウントから、コスプレイヤー専用の撮影家屋の受付を再開したと呼びかけた。この家屋は、虹の郷内の「匠の村」という伝統的な村落を再現したエリアにある和風の家。一日一組限定、貸し切りで使用できる。現在予約はまだ少なく、告知直後に1、2件ほど問い合わせがあったくらいだとして、虹の郷は、

「利用希望日の3か月前から予約できます。使用料は無料なので、ドシドシ来てほしいです」

とさみしげに語る。また、撮影時に一時的にマスクの着脱を行うのは構わないとしている。

「入園時にソーシャルディスタンスなども呼び掛けていますが、虹の郷はディズニーランドほどの広さで、人が密となることは少なく、分散していきます。展示もほとんど屋外ですので、三密となることはほとんどありません」

もちろん、スタッフはマスクを着用しアルコール消毒を行うなど、一般的な新型コロナウイルス感染症防止対策も行っている。

県外移動が許可されたら...

和風のロケーションが充実しているため、漫画やアニメで話題の「鬼滅の刃」や、ゲームや多様なメディアミックスで話題の「刀剣乱舞」のコスプレが人気だという。「匠の村」以外にも「日本庭園」エリアが設けられており、もみじ橋や錦橋などの橋も撮影に人気だ。5月上旬には藤棚が見ごろを迎える。例年であれば、作中で藤を印象深く描く「鬼滅の刃」のファンが訪れていただろう。

そのほか洋風エリアも充実しており、そこではディズニープリンセスなどのコスプレが人気だったという。17世紀の街並を再現した「イギリス村」、「カナダ村」や、その間を結ぶ日本で唯一のイギリス製15インチゲージ鉄道が観光名所となっている。洋風庭園であるフェアリーガーデンには、バラ園が併設されており約100種類、2300株のバラが植えられている。

虹の郷は、

「建物よりもお花が多いです。四季折々のお花をお楽しみいただけると思います」

と豊かな自然をアピールし、室内では味わえない解放感を楽しんでほしいと述べる。

事前の予約などは貸し切りの撮影家屋を除いて必要なく、更衣室を譲り合って使うことで年中コスプレを楽しむことができる。虹の郷は、まだしばらくは県内からの客しか受け入れられないが、県外移動が解除されたらぜひ、コスプレイヤーも一般の客も来てほしいと語った。

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