あのアミューズ、エイベックスも... 改めて浮き彫りになる「コロナ禍」エンタメビジネスへの大打撃

J-CASTニュース / 2020年11月23日 6時0分

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「ライブ中止」で芸能事務所の苦境あらわに(画像はイメージ)

エンタメビジネスがコロナ禍で苦境に立たされている。

それを象徴するのが、東証一部上場のエイベックス(東京都)とアミューズ(東京都)の21年3月期の上半期決算だ。ともにコロナ感染拡大に伴うライブイベント自粛の影響が響き、大幅な減収減益となった。

エイベックスは希望退職者募集、本社売却報道も

エイベックスは20年11月5日に21年3月期第2四半期(20年4月1日〜9月30日)決算を発表。売上高は前年同期比で269億円減となる342億円、最終損益は15億円減となる32億円の赤字だった。

02年以降、18年連続で開催してきた音楽フェス「a-nation」がオンライン開催となるなど、新型コロナによるライブイベント自粛の影響が大きく、音楽事業では「ライヴ」の売上高が前年同期の10分の1以下となる14億2100万円にとどまった。

厳しい経営状況を受け、同5日には音楽事業などに在籍する40歳以上の社員100人程度に対し希望退職者を募集することを発表。10日には、東京・南青山にある本社ビルの売却を検討していることが、複数の媒体によって報じられた。

ビル売却報道を受け、エイベックスは11日に公式サイト上で「構造改革を進めており、その一環において『本社ビル』の売却を検討しているのは事実でございます」としたものの、「現時点で決定した事実はございません」と伝えている。

ライブイベントの機会損失「50万人」のアミューズ

一方のアミューズも、11月13日に21年3月期第2四半期決算を開示した。営業収入は前年同期から35%減となる192億7900万円で、最終利益も47.9%減となる12億500万円だった。赤字ではなかったものの、エイベックス同様、コロナ禍での「苦境」が浮き彫りになった形だ。

19日に発表された決算説明会資料によれば、同期に予定されていた福山雅治さん、ロックバンド「SEKAI NO OWARI」といった人気アーティストのライブ公演が延期・中止になったことで、動員数にして約50万人の機会損失が発生。イベント関連事業の営業収入は、64.3%減(141億6800万円減)となる78億7000万円だった。

ただ、作品の売上収入が対象となる音楽・映像事業では、20年末に紅白初出場を果たすユニット「BABYMETAL」のライブBDや、佐藤健さんが出演したドラマ「恋はつづくよどこまでも」(TBS系)のBDの売上好調もあり、営業収入は85.5%増となる91億300万円、セグメント利益は53.6%増となる18億2700万円を記録した。

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