ゴーン被告への報酬は「ヘアカット」…ケリー被告、隠語使いながら「口外しないように」と指示

読売新聞 / 2021年1月14日 23時54分

 日産自動車前会長カルロス・ゴーン被告(66)の役員報酬過少記載事件で、金融商品取引法違反に問われた日産元代表取締役グレッグ・ケリー被告(64)らの公判が14日、東京地裁であった。東京地検特捜部との「司法取引」に応じた同社のハリ・ナダ専務執行役員(56)が証人出廷し、ケリー被告について、「ゴーンさんの未払い報酬を秘密裏に支払うことを特に優先していた」と証言した。

 ハリ・ナダ氏は英国の法曹資格を持ち、主に日産の法務部門を担当。尋問では、2010年に1億円以上の役員報酬の開示が義務づけられたのを機に、ケリー被告から、支払い方法のリスクの分析などを指示されたと述べた。

 その上で「ケリーさんは、ゴーンさんの『真実の報酬額』を(大株主の)仏ルノーや仏政府が知り、ゴーンさんの解任を求められることを懸念していた」と説明。ゴーン被告の未払い報酬について、ケリー被告が「ヘアカット」などと呼んでいたことも明かし、「『ヘアカットは口外しないように』とも指示された」と振り返った。

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