10年分の「願い」炎に託す…再建された神社で絵馬500枚「おたきあげ」

読売新聞 / 2021年1月14日 23時38分

「おたきあげ」にくべられる復興などの願いが記された絵馬(14日午後、宮城県山元町で)

 東日本大震災で被災した宮城県山元町の八重垣神社で14日夜、お守りやお札を燃やす「おたきあげ」が行われ、震災後、保管されてきた絵馬約500枚が震災10年を前に炎にくべられた。

 神社は津波で社殿や鳥居など全てが流され、氏子も自宅を失った。宮司の藤波祥子さん(65)は、震災翌年も仮設住宅に身を寄せる氏子に絵馬を配って回った。

 「早く仮設住宅から出られますように」。そんな願いが書かれた絵馬を藤波さんは燃やせなかった。

 神社は2017年に元の場所に再建された。藤波さんは「新しくスタートする決意も込めて、震災10年を迎えたい」と話した。

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