東京タワーが3回目の「春節」色に 「希望」の2文字投影でコロナ禍収束祈る

J-CASTニュース / 2021年2月11日 19時28分

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赤くライトアップされた東京タワー。展望台メインデッキの窓にはLEDで「希望」の2文字が投影された

旧暦の大晦日にあたる2021年2月11日夜、東京タワー(東京都港区)が中国の旧正月(春節)を祝う赤色にライトアップされた。春節にともなうライトアップは19年に始まり、今回が3回目。

過去2回の点灯式は、春節休暇で多くの観光客の来日を歓迎する内容だったが、新型コロナウイルスの感染拡大で一転。来賓からは事態の収束を祈る発言が相次いだ。例年のライトアップに加えて、展望台メインデッキの窓にはLEDで「希望」の2文字が投影された。

菅首相「共通の諸課題について、ともに責任を果たしていきたい」と祝電

19年の式典では安倍晋三首相(当時)が「日中関係は完全に正常な軌道に戻った」「春節に際して、そして、今年1年を通じて、一層多くの中国の皆様の訪日を歓迎します」などとするビデオメッセージを寄せたのに続いて、20年の式典では公明党の山口那津男代表があいさつし、ライトアップの意義を

「春節で大勢の人が日本にいらっしゃる。そういう皆さんを日本の人々が『ようこそいらっしゃいました』とお迎えする道案内の光にもなる」

などと強調していた。この時点で春節による大移動で感染が拡大する可能性も指摘されており、実際に感染が拡大。国境を越えた往来が困難になり、日本政府観光局(JNTO)のまとめによると、20年に日本を訪れた中国人客は前年比88.9%減の106万9200人だった。

点灯式は、観客や報道陣を入れない形で規模を縮小して開催。恒例だったステージイベントも行われなかった。菅義偉首相は

「中国との安定した関係は、両国のみならず、地域および国際社会のためにきわめて重要です。地域および国際社会における共通の諸課題について、ともに責任を果たしていきたいと考えます。当面は、新型コロナウイルスの克服に全力を尽くし、1日も早くこれまでの日常を取り戻し、皆様に安心と希望をお届けしたいと思います」

などとする祝電を寄せた。18時30分過ぎに登壇者がスイッチを操作すると、17段の階層に設置された268台のLEDライトがタワーを赤色に染めた。ライトアップは2月11日24時(12日0時)まで。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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