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2人に1人は転職を経験 20代では1割が入社当日に決意

J-CAST会社ウォッチ / 2021年3月2日 12時15分

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2人に1人は提出経験あり(イメージ)

終身雇用が崩れるなど日本型の就職システムが変わりつつあるなか、転職の経験がある人が半分を占めるようになったことが、法人を対象に与信管理サービスを手がけるリスクモンスター株式会社(東京都中央区)の調べでわかった。2021年2月17日に公表した。

20~60代の社会人男女500人を対象にした「転職事情に関するアンケート調査」で、転職の経験がある人が56.6%と、経験がない人の43.4%を上回り、2人に1人は転職を経験していた。

理由はすべての年代で「人間関係」が最多

調査によると、転職経験「あり」と回答した人たちの男女別での割合は、女性が63.2%、男性は50%。男性では20代(「あり」38%)と50代(同46%)で、転職経験者は50%以下になるが、女性ではすべての年代で転職経験「あり」が半数以上で、年代が上がるにつれて割合が増え、定年退職後の再就職が生じやすくなる60代では82%(男性は60%)にのぼった=下表参照

転職の理由で最も多かったのは「人間関係」で30%。次いで「給料」の26.9%、「労働時間」の21.9%で、職場環境や労働条件が転職の条件として重視されていた。

転職理由を年代別にみると、すべてで「人間関係」を挙げた割合は高く、「給料」や「労働時間」は若い世代で高い。「給料」は20代=45.5%、30代=31.5%、40代=39.7%だったのに対し、50代が12.5%、60代は12.7%だった。

また「労働時間」は20代=45.5%、30代=24.1%、40代=24.1%だったのに対し、50代、60代ではそれぞれ、14.3%、9.3%だった。また、「やりがい」という理由も、すべての年代で2割前後の水準で存在した=下表参照

転職理由を男女別でみると、「男性」は「スキルアップのため」(24.0%)が最も多く、「女性」は「人間関係」(35.4%)が最多で、「ライフスタイルの変化」(17.1%)や「体・メンタルの不調」(17.1%)が、「男性」と比べて高い結果になった。

転職経験者の転職回数では、男性は「1回」が45.9%と最多。女性は「4回以上」が32%と最も多く、女性のほうが男性よりも転職経験が多い傾向。男性ではすべての年代で「1回」が多く、女性は40代以上で「4回以上」が多かった。女性は出産・育児などのライフスタイルの変化にあわせて転職していることが考えられるという。全体では65.1%が複数回の転職を行っていることがわかった。

最短在籍「1年以上~3年未満」が最多

転職経験者の最短在籍期間の調査(勤務中の企業は除く)では、1年未満の割合は女性(45%)のほうが男性(37.6%)より7.4ポイント高く、「5年以上」の割合では「男性」(19.2%)が「女性」(8.9%)の2倍以上となるなど、女性のほうが男性よりも転職経験や回数が多く在籍期間が短い傾向にあった。

最短の在籍期間をめぐって全体では、「1年以上~3年未満」が25.4%と最も多く、次いで「3年以上~5年未満」が19.4%、「半年以上~1年未満」が13.8%の順。在籍期間1年未満での転職経験者が全体の4割以上を占める結果となった。

年代別では在籍期間1年未満の割合は「20代」(50%)と「30代」(50%)では半数を占めており、40~60代(3世代平均38.1%)と比べて高い傾向。なかでも「20代」で在籍期間「1日」が11.4%と他の年代に比べて突出して多く、「特筆すべき点」と指摘された。リスクモンスターでは「20代において転職経験者の10人に1人は入社当日に『この企業は違う』と判断して転職先に対して見切りをつけていることが明らかとなり、若年層の仕事や会社に対する執着心や帰属意識の希薄化が表れた結果といえる」と指摘した。

なお調査は2020年12月14日と15日に、全国の20~69歳の男女を対象にインターネットで実施。500人から回答を得た。

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