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シンシン出産に中国報道官が祝福 「親日アピール」も過去のツイートは...

J-CASTニュース / 2021年6月24日 18時57分

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中国外務省の華春瑩報道局長による3か月ぶりの日本語ツイート。パンダの双子の誕生を「シャンシャン、お姉さんになったね。おめでとう!妹かな、弟かな、みんな楽しみにしているよ」などと祝った

上野動物園(東京都台東区)のジャイアントパンダ「シンシン」が2頭を出産したことは、パンダを貸与する側の中国にとっても朗報だ。シンシンの出産は2017年の「シャンシャン」以来4年ぶりで、同園で双子が誕生するのは初めて。

中国外務省の華春瑩報道局長は「シャンシャン、お姉さんになったね。おめでとう!」と日本語でツイートし、双子の誕生を祝った。華氏はしばしば日本についてツイートするが、言語は英語で、歴史認識や原発事故対応などで日本を批判するものが大半だ。英語では国際社会に向けて対日批判を展開する一方で、日本語ではフランクな言葉を選びながら、日本世論に対してパンダを通じた日中友好を呼びかける、「パンダ外交」が展開されている。

日本語ツイートの過半数がパンダ関連

パンダの双子は6月23日に誕生。いずれも性別は現時点では不明だ。中国外務省の趙立堅副報道局長がこの日の定例会見で、

「この朗報に接して非常にうれしい。ジャイアントパンダは中国の国宝で、名刺だ。中国と世界の友好と交流を促進する使者でもある」
「この2頭のパンダが、姉のシャンシャンのように、日中友好の大使として育ってくれることを願っている」

などと歓迎した。華氏は6月24日未明、中国国内で放送されたニュース画面とともに、日本語で

「シャンシャン、お姉さんになったね。おめでとう!妹かな、弟かな、みんな楽しみにしているよ。双子のきょうだいが日本の皆さんにたくさんの楽しみを届けてくれると嬉しいですね」

とツイートし、双子の誕生を祝った。華氏氏による日本語ツイートは3月29日以来、約3か月ぶり。前回は、シャンシャンの中国への返還期限が2回にわたって延期されたことに触れて 「まだ上野で会える時間がありますよ!シャンシャン、日本の皆さんに仲良く遊んでもらって、たくさんの思い出を作ってきてね」

と呼びかける内容だった。

華氏がこの1年間に発信した日本語ツイートは、今回のものを含めて10件。内訳は、コロナ関連が2件、東日本大震災へのお見舞いが1件、安倍首相前首相の辞任に関するものが1件で、残りの6件、つまり過半数がパンダ関連。4件が上野公園、2件がアドベンチャーワールド(和歌山県白浜町)のパンダに関するものだ。特にパンダに関するツイートには、フレンドリーな口調を意識していることがうかがえる。

英語では歴史問題、原発事故問題を強調

ただ、華氏がツイッターで日本について発信する機会は、日本語よりも英語の方が多い。内容も日本語とは大きく違う。最新の6月24日のツイートこそ、

「パンダのシャンシャンに双子のきょうだいができました。良いニュースですね!この愛らしい双子が、日本の人々にさらなる喜びをもたらしてくれることを願っています」

などと日本語同様にパンダ誕生を祝う内容だが、その前の6月16日のツイートでは

「抗日戦争中、何千人もの若者が延安にやってきました。彼らは洞穴に住み、国を救うために24時間体制で勉強しました」

と抗日戦争に言及した。東京電力第1原発の処理水放出問題をめぐる内容も多い。4月27日には

「福島の廃水を海に放出することが『唯一の選択肢』だとする日本政府の主張は、まだ精査されていません。日本の原子力専門家は、他にも現実的な代替案があるとして、この決定に反対する理由を説明しています」

と、日本政府の判断を非難。4月19日には、ゴジラシリーズの多くで、ビキニ環礁での原爆実験による放射能を浴びてゴジラが誕生したという設定になっていることを念頭に

「日本は福島の核汚染水を太平洋に放出してゴジラを生み出そうとしているのですか?」

と皮肉った。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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