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「酔い止め効かない」の声も... 話題の新航路「東京九州フェリー」特徴は?その魅力を解説

J-CASTニュース / 2021年7月10日 20時0分

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写真は「はまゆう」(プレスリリースより)

横須賀港(神奈川県横須賀市)~新門司港(福岡県北九州市)を航行する東京九州フェリーが2021年7月1日に就航し、日曜以外の週6日に各日1往復で運航されている。この航路は関東から九州方面を直結する久々のフェリー航路で、海運業界では大きな話題となっている。

初日から時化も大きな遅れなし

東京九州フェリーは「はまゆう」「それいゆ」の2隻体制で、横須賀~新門司を片道約21時間で航行するダイヤになっている(横須賀23時45分発→新門司翌日21時着、新門司23時55分発→横須賀翌日20時45分着)。

就航初日の7月1日から2日にかけての太平洋側の天気は本州南岸に梅雨前線が停滞し、海は時化ていた。

初日の第1便に乗船した乗客からは、「酔い止めが効かない」「もう胃に吐くものがない」と船酔いに悩まされている様子がSNSに投稿されていた。それでも新門司行き・横須賀行きともに船は大きな遅れを出すことなく目的地に入港している。東京九州フェリーによると7月9日まで、大きな遅れや欠航は発生していないとのことである。

横須賀~新門司の約1000キロの距離を約21時間で航行するこの航路は国内フェリーとしては極めて高速だ。「はまゆう」「それいゆ」の両船は航海速力28.3ノットの新造船で、新日本海フェリーの「はまなす」「あかしあ」の30.5ノットに次ぐ。

この新日本海フェリーと東京九州フェリーは同じSHKグループで、「はまゆう」「それいゆ」も進水後、21年7月1日の太平洋就航前に新日本海フェリーで就航していた。つまり今回の東京九州フェリーは、は高速航行のノウハウを持った2隻での高速フェリーが実現したのである。

この高速航行で、2隻体制での運航も実現した。夜に入港するとその日の深夜便としてすぐに折り返すダイヤで、横須賀~新門司を2隻で毎日運航できる。

14年ぶりに関東~九州直結

関西~九州航路に比べると関東~九州のフェリー航路は少なく、瀬戸内海を航行する関西発着のフェリーよりも外洋を走る分、揺れが激しい、とされる。

首都圏~九州間には東京~新門司を航行するオーシャン東九フェリーが就航しているが、徳島に寄港しつつ約35時間かかること、船内設備が簡素であることなどから、旅行者向きではない。

九州方面への関東からの長距離フェリーは2007年に久里浜~大分の航路が廃止になって以来14年ぶりの復活で、そして長距離フェリー最高速の新日本海フェリー並みの高速運航となった。

大洗(茨城県)~苫小牧(北海道)間に就航している商船三井フェリーの営業速力24ノットと比較しても東京九州フェリーの28.3ノットは速い。

実際に乗船した利用者からのSNS報告などをみると、「揺れ」への覚悟が必要のようだが、新造船・久々の関東~九州間の長距離フェリー・船の性能と、船旅好きの注目を集めそうなポイントが揃っている。

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