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妻子3人殺害、無罪主張の元警官の控訴棄却…1審死刑判決を支持

読売新聞 / 2021年9月15日 11時54分

福岡高等裁判所

 福岡県 小郡 おごおり市で2017年、妻子3人を殺害したとして、殺人罪に問われた元県警巡査部長、中田 みつる被告(43)(懲戒免職)の控訴審判決が15日、福岡高裁であった。辻川靖夫裁判長は死刑とした1審・福岡地裁の裁判員裁判判決を支持し、無罪を主張した被告側の控訴を棄却した。

 高裁判決によると、中田被告は17年6月5日深夜から翌6日未明の間、小郡市の自宅1階台所付近で、妻の由紀子さん(当時38歳)の首を圧迫して殺害。2階寝室で小学4年の長男・涼介君(同9歳)、同1年の長女・ 実優 みゆさん(同6歳)の首をひも状のもので絞めて殺害した。

 被告は1審から一貫して起訴事実を否認しており、直接証拠がない中、間接証拠で被告の犯行と認定できるかが主な争点だった。

 1審判決は、▽3人の死亡推定時刻に被告は自宅にいた▽自宅の窓やドアに第三者が侵入した形跡がない▽由紀子さんの首から被告のものとみられるDNA型が検出された――などの間接証拠から、第三者が犯人である可能性を否定し、被告の犯行と認定した。その上で「家族3人を殺害した結果は誠に重大で、酌量の余地はない」として極刑を選択した。

 控訴審では、主に3人の死亡推定時刻について審理。弁護側は、遺体の死後硬直の状況などから死亡推定時刻は被告が自宅を出た後で、犯人は被告以外だと主張。検察側は医学的知見から1審判決が合理的と反論していた。

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