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架空の実験を事実のように紹介 漫画「ミステリという勿れ」作者が謝罪「本当に迂闊だった」

J-CASTニュース / 2021年9月28日 15時57分

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「ミステリと言う勿れ」単行本3巻

漫画「ミステリという勿れ」の作中で紹介した実験の内容が、他人が創作した架空のものだったとして、作者の田村由美さんと掲載誌の「月刊フラワーズ」(小学館)編集部が謝罪した。

別の小説家の投稿がヒントに

ミステリーマンガ「ミステリと言う勿れ」はこれまでに9巻が単行本化され、2022年1月から菅田将暉さん主演でフジテレビ系でのドラマ化も決定している。話題となったのは3巻収録のepisode4-4「鬼の集い」でのエピソードだ。

主人公で探偵役の久能整の「前にネットでちらっと見た記事でだから詳細はわからないんですが」とのセリフから語られたのは、父親たちを集めて行われたという実験だ。

父親たちを被験者に簡単なテストを解かせるが、その間に話しかけたり、電話をかけたりなどをして介入する。いら立つ父親たちに実験の主催者が告げたことだとして、久能は次のように説明した。
「これが子育てをする母親たちの毎日なんです」

こうした久能のセリフと実験内容は、21年夏ごろからSNSなどで注目を集めた、子育てにまつわる興味深い話として、様々な反応がネットユーザーから寄せられていた。

その後、9月8日になって月刊フラワーズの公式サイト上に、編集部と田村さんの謝罪文が掲載された。作中で紹介した実験は小説家の水木ナオさんのツイッター投稿をヒントにした創作だった、というのだ。

十分な確認を怠ったと編集部も謝罪

サイト上の発表には、田村さんのコメントとして次のような文章が掲載されている。

「『ミステリと言う勿れ』第3巻episode4-4の実験のエピソードは、水木ナオ様がTwitter上で発表した著作を、実際に行われた実験であると誤認したまま描いたものです。この実験により救われている人が多いのではと感じ、ぜひ作中で紹介したいと思ってしまいました。事実かどうかの確認を怠ったのは本当に迂闊だったと猛省しています。水木ナオ様に深くお詫び致します。また、素晴らしいお話を引き続き使用させていただくことをご快諾くださったことに心より感謝致します」

フラワーズ編集部も、「連載時に編集部として十分な確認を怠り、水木ナオ様にご迷惑をおかけしたことをお詫び致します」と謝罪。紙の重版時および電子版では、水木さんの著作を参考にした旨を明示する、とした。

水木さんは9月8日のツイッターで、この件について「月刊フラワーズ編集部のご担当者様からご連絡を頂きました。田村由美先生と編集部の方にはたいへん誠実にご対応頂きました。『ミステリと言う勿れ』という素晴らしい作品を、これからも楽しみにしております」と発信している。

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