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陸上400m「銀」の佐藤友祈…23歳の新鋭に敗れ「超、悔しい」「次は僕が奪う」

読売新聞 / 2024年8月31日 10時36分

男子400メートルで銀メダルを獲得した佐藤友祈(左)と伊藤智也(右)(30日、サンドニで)=古厩正樹撮影

 【パリ=読売取材団】第17回夏季パラリンピック・パリ大会は第3日の30日、陸上男子400メートル(車いすT52)決勝で、佐藤 友祈 ともき(34)(モリサワ)が56秒26で銀メダルに輝いた。この種目で3大会連続のメダル。伊藤智也(61)(バイエル薬品)も1分1秒08で3位に入り、銅メダルを獲得。日本勢歴代最年長のパラリンピック・メダリストとなった。

オランダ人コーチに師事、フォーム見直す

 課題のスタートダッシュを磨いて臨んだ男子400メートル。佐藤は1分弱の走りに培った技と力の全てをぶつけたものの、23歳の新鋭、マクシム・カラビン(ベルギー)を超えることは出来なかった。「結果が全て」と素直に負けを認め、偽らざる思いも口をついて出てきた。「超、悔しい」

 向かうところ敵なしの状態で3年前の東京大会を制した佐藤の前に昨年、突如現れたのがカラビンだ。昨年7月の世界選手権パリ大会では目の前で世界記録(当時)を作られ、今年5月の同選手権神戸大会でも4秒以上の差をつけられて敗れた。

 昨年からオランダ人コーチに師事。効率良く車輪を速く動かせるようにフォームを見直し、走りの「相棒」である車いすレーサーの改良にも心血を注いだ。この日、スタートで負けず、最後のタイム差も1秒ほどに抑えるなど進化を示した。

 障害が重いこのクラスは、車いすレーサーの技術レベルが高い日本が世界をリードしてきた種目だ。61歳の伊藤とともに銀、銅を獲得し意地は見せたが、エースと呼ばれる佐藤は満足していない。「次は僕が(金メダルを)奪う」。新しい目標がはっきりと形になった。(畔川吉永)

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