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ブラジル最高裁、Xに国内サービスの停止を命じる…マスク氏「言論の自由に対する攻撃」と批判

読売新聞 / 2024年8月31日 13時54分

Xのマーク

 【ロサンゼルス=後藤香代】ロイター通信によると、ブラジル最高裁のアレシャンドレ・モラエス判事は30日、特定のアカウント停止などの命令に応じなかったとして、X(旧ツイッター)に同国内でのサービス停止を命じた。同国の通信規制当局は同日、Xへの接続を遮断する準備を始めた。

 モラエス判事はXに対し、罰金1850万(約4億8000万円)を支払い、同国で法定代理人を立てるよう命じた。ネット規制を突破する仮想プライベートネットワーク(VPN)を使ってXに接続した個人や企業には、1日あたり最高5万(約130万円)の罰金が科される可能性があると述べた。Xオーナーのイーロン・マスク氏は同日、自身のXで「言論の自由に対する攻撃だ」と批判した。

 モラエス判事は4月、偽情報対策として複数のアカウントの利用を制限するようXに命じたが、マスク氏は「検閲だ」と反発し、命令に応じなかった。これに対し、モラエス判事は司法妨害などの疑いでマスク氏を捜査するよう捜査当局に命じていた。

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