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61歳で「銅」の伊藤智也、パラで日本勢歴代最年長のメダリストに「素直にうれしい」

読売新聞 / 2024年8月31日 11時28分

男子400メートル決勝でゴールする伊藤智也(30日)=古厩正樹撮影

 【パリ=読売取材団】第17回夏季パラリンピック・パリ大会は第3日の30日、陸上男子400メートル(車いすT52)決勝で、佐藤 友祈 ともき(34)(モリサワ)が56秒26で銀メダルに輝いた。この種目で3大会連続のメダル。伊藤智也(61)(バイエル薬品)も1分1秒08で3位に入り、銅メダルを獲得。日本勢歴代最年長のパラリンピック・メダリストとなった。

5度目のパラで通算6個目のメダル

 今大会日本代表最年長の伊藤が、自身5度目のパラリンピックで通算6個目のメダルを手に入れた。男子400メートルで2位の佐藤から4秒以上遅れてゴール。「決勝は予選よりタイムが落ちた。課題はあるけれど、メダルを取れたことは素直にうれしい」と笑った。

 「多発性硬化症」の障害による体のまひや加齢による体力の衰えに加え、この日は待機時間に寒さの影響からか腰や背中に痛みが出て、レースの間も苦しんだ。それでも最先端の技術が詰まった車いすレーサーを勢いよく走らせ、佐藤や世界記録保持者のマクシム・カラビン(ベルギー)の後を追いかけた。

 2021年東京大会直前の国際クラス分けで「T52」から障害が一つ軽い「T53」に変更され、期待されていた400メートルでメダルは取れなかった。この日、T52で走り3年前に味わった悔しさをようやく晴らすことができた。伊藤にとって何より価値のあるメダルになったはずだ。(畔川吉永)

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