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宮崎駿監督にアジアのノーベル賞「マグサイサイ賞」…「アニメで人間性を照らし出した」

読売新聞 / 2024年8月31日 16時50分

宮崎駿氏(2013年11月)

 【バンコク=佐藤友紀】フィリピンのマグサイサイ賞財団は8月31日、アジアのノーベル賞で知られるマグサイサイ賞の今年の受賞者に、映画監督の宮崎駿氏を選んだと発表した。

 財団は選出理由について、「アニメ映画の第一人者で、生涯を掛けてアニメを用いて人間性などを照らし出し、子どもをはじめ大人にも想像力をかき立てることに貢献した」などと説明し、宮崎監督の功績をたたえている。

 宮崎監督は1963年に東映動画に入社し、アニメーターとして多くの作品に参加した。79年に劇場映画監督第1作「ルパン三世 カリオストロの城」を発表し、85年に設立したスタジオジブリから「となりのトトロ」「千と千尋の神隠し」などを次々と発表した。環境問題や自然との共生などをテーマにした、メッセージ性の高い作品を手がけてきた。

 2013年に一度は長編制作からの引退を宣言したが、その後、撤回。23年に、7年をかけて制作した「君たちはどう生きるか」が公開され、話題となった。同作は、今年3月、「千と千尋の神隠し」に続き、2度目の米アカデミー賞の長編アニメーション賞を受賞した。

 マグサイサイ賞は58年以来、アジアの発展に尽くした個人や団体に贈られている。日本人では元国連難民高等弁務官の緒方貞子氏や、民間活動団体「ペシャワール会」の現地代表としてアフガニスタンで人道支援に取り組んだ医師の中村哲氏などが受賞している。

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