井上尚弥「簡単な試合になるとは思っていない」…元王者のドヘニー「ベルトを取り返す」

記者会見後、撮影に応じる井上尚（左）とドヘニー

　ボクシングのダブル世界戦（３日・有明アリーナ）に臨む４選手が３１日、横浜市内で記者会見を行った。

　世界４団体スーパーバンタム級王座の防衛戦で、国際ボクシング連盟（ＩＢＦ）同級元王者のＴＪ・ドヘニー（アイルランド）と対戦する井上尚弥（大橋）は「良い状態に仕上がった。納得のいく試合をしたい」と語った。王者有利という前評判については「怖い試合をする選手。簡単な試合になるとは思っていない」と表情を引き締めて答えた。ドヘニーは「ベルトを取り返す。歴史を作るために来た」と、強い意欲を示した。

　世界ボクシング機構（ＷＢＯ）バンタム級王者で初防衛戦に臨む武居由樹（大橋）は、「自分のパンチをバンバン当て、倒れてもらう」とＫＯ宣言。挑戦者の同級１位・比嘉大吾（志成）は「僕も倒す練習しか、してこなかった」と王座奪取を誓った。