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パラ競泳の18歳福田果音、カラオケも食べ歩きもする幼い頃からのライバルとともに入賞

読売新聞 / 2024年8月31日 22時22分

競泳女子100メートル平泳ぎで7位だった福田果音選手(8月30日、パリ郊外で)=木佐貫冬星撮影

 【パリ=波多江一郎】生まれつき左腕の肘から先がない高校3年の福田 果音 かのん選手(18)が、30日に行われたパリパラリンピックの競泳女子100メートル平泳ぎで7位入賞した。パラリンピック挑戦の原動力は、同じレースに出場したライバルだった。

 レース直前、2レーン隣の宇津木 美都 みくに選手(21)と「全力を出しきろう」と励ましあった。序盤から宇津木選手をリードしたが、最後にかわされた。プールサイドに上がると、5位に入った宇津木選手と握手し、健闘をたたえあった。

 北九州市出身で、小学1年の頃に水泳を始めた。高学年の頃に出会ったのが宇津木選手。障害の程度が同じでライバル視するようになり、奥田恭弘コーチ(49)に「そんな泳ぎでは美都ちゃんにやられるぞ」と度々、発破をかけられた。昨年3月のレースで宇津木選手に勝ち、アジア新記録を樹立したが、今年3月の代表選考会で0秒32更新されて敗北。人目もはばからず泣きじゃくった。

 ただ、プールを離れれば、一緒に食べ歩きやカラオケを楽しみ、「パリでは負けない」と面と向かって言える仲の良い友達だ。

 「次は絶対にメダルを取る」。2028年ロサンゼルス大会での雪辱を誓っていた。

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