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台風10号で続く大雨、「シャッターを下ろしても水が入ってきた」

読売新聞 / 2024年8月31日 21時39分

復旧作業が続く小田急小田原線(8月31日、神奈川県秦野市で、読売ヘリから)=安川純撮影

 紀伊半島沖を進む台風10号の影響で、東日本は31日も太平洋側を中心に大雨となった。各地で河川の氾濫や水位上昇が相次ぎ、交通機関の乱れも続いた。

 小田急小田原線では30日午前、神奈川県秦野市内で線路脇の盛り土が崩れ、その影響で31日も伊勢原―秦野間で終日運転を見合わせ、両駅間で代行バスを運行した。

 伊勢原駅でバスに乗り換えた大学院生(24)は「まっすぐ帰れないのは少し疲れる。母を東京観光に連れて行きたいので、台風が早く去ってほしい」と話した。運転再開は9月2日を予定している。

 岐阜県池田町では31日午前11時頃、杭瀬川が氾濫し、889世帯2358人に避難指示を出した。家屋の浸水被害や道路の冠水が起き、近くの飲食店の経営者(70)は「店のシャッターを下ろしても水が入ってきた。ここまでひどいのは初めて」と話した。

 同県大垣市でも杭瀬川が氾濫危険水位に達したとして、同日午前11時25分頃、685世帯2049人に最も危険度の高い緊急安全確保を出した。三重県松阪市は阪内川の水位上昇を受け、同日午後、1万6522世帯、3万3577人に緊急安全確保を出した。

 東海道新幹線は31日、三島―名古屋間で終日運休し、その他の区間も断続的に運転を見合わせた。空の便は、九州や関西の発着便を中心に日本航空で国内線22便、全日空で同39便が欠航した。

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