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ヒズボラ通信機器、ラベルが張られていた大阪市のメーカー「爆発した無線機が自社製である可能性は限りなく低い」

読売新聞 / 2024年9月22日 0時21分

20日、ベイルート南郊で、イスラエルのミサイル攻撃を受けた現場に集まる人たち=AP

 【エルサレム=笹子美奈子】イスラエル軍は20日、イスラム教シーア派組織ヒズボラが拠点とするレバノンの首都ベイルートを標的にした空爆を行ったと発表した。イブラヒム・アキル司令官ら16人を殺害した。レバノン保健省によると、ベイルート南郊が空爆され、37人が死亡した。

 軍の発表によると、アキル氏らは集合住宅の地下に集まり、イスラエルへの越境攻撃を計画中だったという。アキル氏はヒズボラの最高レベルの幹部で、63人が犠牲となった1983年の在ベイルート米大使館爆破事件などに関わったとされる。ヒズボラの発表によると、イスラエル北部への特殊作戦部隊を統括するアフメッド・ワビ司令官ら3人も死亡した。

 通信機器の一斉爆発攻撃を受け、ヒズボラとイスラエルの緊張が高まる中での空爆で紛争拡大への懸念が高まっている。イスラエル紙ハアレツによると、21日から中部ハデラ以北の領空が閉鎖された。国際線の運航に影響はないという。

 ヒズボラの後ろ盾イランの最高指導者アリ・ハメネイ師は21日、X(旧ツイッター)への投稿で「(イスラエルは)恥知らずな犯罪を犯している。イスラム教徒の内面的な強さがあればパレスチナから排除し、米国の干渉を根絶できる」と述べた。

 一方、爆発した通信機器にラベルが貼られていた大阪市内のメーカーは20日、爆発した無線機が自社製である可能性は限りなく低いとする調査結果を発表した。

 イスラエル軍はパレスチナ自治区ガザへの攻撃も続けている。20日から21日にかけてイスラム主義組織ハマスの複数の拠点を空爆し、パレスチナ通信によると少なくとも44人が死亡した。

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