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青森県産リンゴの消費地市場価格、1キロ463円で過去最高額に…猛暑や鳥獣被害で収穫量減少

読売新聞 / 2024年9月23日 15時14分

市場に並ぶリンゴ(20日、青森県板柳町で)

 青森県は、2023年産の県産リンゴの消費地市場価格(23年8月~24年8月)が1キロあたり463円と平年より32%高く、台風の影響で品薄となった1991年産と並ぶ過去最高額になったと発表した。県りんご果樹課は、猛暑や鳥獣被害で収穫量が減少し、需要が高まったことなどが要因としている。

 昨年、県内は弘前市で8月10日に県内史上最高の39・3度を記録するなど、猛暑に見舞われた。同課によると、日焼けや果実が割れるなどの高温障害が多発したほか、カラスなどが食い荒らす被害が相次いだという。

 消費地市場価格は、東京や大阪、名古屋など国内5消費地の平均市場価格。主要品種別の平均では、ジョナゴールドが487円(平年比25%増)と最も高く、紅玉486円(同40%増)、ふじ474円(同32%増)、王林451円(同29%増)、つがる392円(同30%増)と続き、いずれも平年価格を大幅に上回った。

 生食用として県外に出荷された量は21万3194トンと、平年から19%減少し、主要品種別でも、ジョナゴールドが1万1822トンで平年比36%減、つがるは1万2295トンで平年比29%減などとなった。

 今年8月の1か月間では、消費地市場価格が571円と、平年同月比12%増の高値をつけた。

 同課の種市順司課長は「昨年は数が少なく厳しい状況の中で、生産者が食味のいいリンゴを作り、流通販売の事業者が計画的に厳選して販売してくれた」と話した。今年産については、「現在の生育状況は順調で、昨年よりだいぶいいのではないか」と期待感を示した。

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