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着ぐるみの中は市議会議長のことも…Xゲームズ千葉大会、高校生ら含め有志が盛り上げに一役

読売新聞 / 2024年9月22日 11時22分

屋内の幕張メッセで行われた今回のXゲームズ千葉大会。多くのファンがトップ選手の演技を見つめた。(21日)=松本拓也撮影

 千葉市の幕張メッセで開催中のXゲームズ千葉大会(読売新聞協力)は22日、最終日を迎えた。大会の運営には有志で作られた「エックスゲームズ千葉後援会」が協力。アクションスポーツの祭典の盛り上げに一役買っていた。(デジタル編集部 古和康行)

 今年で3年目を迎えたこの大会で、屋内での開催は初めてだ。昨年は、プロ野球千葉ロッテマリーンズの本拠地、ZOZOマリンスタジアムで行われたが、2日目は雨に見舞われて、競技が中止となった。千葉市議で後援会会長の中島賢治氏は「昨年は手放しに成功とは言えなかった。今年は屋内会場で多くの来場者に喜んでもらえてうれしい」と語る。

 後援会らが作るボランティアチームには、地元の高校・大学生も含め、のべ約120人が参加。エコステーションでのゴミ分別や、来場者の案内のほか、市花の「オオガハス」をモチーフにした「ちはなちゃん」や、千葉市の史跡「加曽利貝塚」PR大使の「かそりーぬ」らの着ぐるみでの接客など、業務は多岐にわたる。

 千葉市議会の議長が自ら着ぐるみに入ったり、中島さんも交通誘導をしたりするなど汗をかく。後援会長は3年目という中島さんも「周囲の人にも、『今年は屋内で開催されるんだね』と声をかけられ、認知度が高まってきている。千葉市をPRする絶好の機会で、何よりお客さんが笑顔で帰って行くのがうれしい」と語る。

 ところで、少し気になったので、聞いてみた。「お堅い」イメージの政治家には、若く、見た目も派手なアクションスポーツの選手はどう見えているのか?

 中島氏は「服装はちょっとチャラい子が多いですけど……」としつつ、身を乗り出して語った。「みんなあいさつができるんですよ。礼儀正しくて、本当に良い子ばかり。これからもこのスポーツの魅力を発信するお手伝いがしたいです」。その顔は、ファンそのものだった。

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