１０月のテレビ討論会、トランプ氏「遅すぎる」と拒否…ハリス氏は受諾「同じ舞台に立つ準備できている」

（左から）ハリス氏、トランプ氏＝ロイター

　【ウィルミントン＝田島大志】米民主党大統領候補のハリス副大統領陣営は２１日、ＣＮＮから提案された１０月２３日の大統領選向けテレビ討論会を受諾したと発表した。共和党候補のトランプ前大統領は応じない姿勢で、実現の見通しは立っていない。

　陣営は声明で「トランプ氏と再び同じ舞台に立つ準備ができている」とした。バイデン大統領が撤退する引き金となった６月の討論会もＣＮＮ主催で、今回も同じ形式だとし、「トランプ氏にとって何の問題もないはずだ」とも挑発した。

　トランプ氏は２１日、ノースカロライナ州での集会で、「開催は遅すぎる。（期日前）投票がすでに始まっている」と述べ、拒否する考えを改めて示した。以前、保守系のＦＯＸニュース主催での討論会実現をトランプ氏が呼びかけていた経緯に触れ、「彼女らが断ったのだ」と反論した。