1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

西武線所沢駅西口に「エミテラス所沢」オープン…服飾・雑貨・飲食など142のテナント集結

読売新聞 / 2024年9月25日 10時3分

所沢駅西口にオープンするエミテラス所沢

 埼玉県の西武線所沢駅西口に24日、大型商業施設「エミテラス所沢」がオープン。地元の間伐材を使うなど環境に配慮した施設で、県内初出店の22店も含め、服飾、雑貨、飲食店など142のテナントが集まる。

 西武鉄道の所沢車両工場跡地を含む約3万4000平方メートルの敷地が、西武グループなどによって再開発された。施設は地上7階建てで、1階から4階が商業エリア。2、3階部分の吹き抜け空間には、eスポーツ大会や音楽イベントなどで活用できる縦7メートル、横12メートルの大型LEDビジョンが備え付けられている。

 かつての車両工場では、最盛期の1960年代に年間50両以上の車両が製造されていた。こうした地域の歴史を伝えようと、施設の1階には、乗務員訓練に使われた2000系運転用シミュレーターの一部や、レールが設置された。

 建物西側では、ナラ枯れ対策で狭山丘陵の雑木林から切り出した約15トンの間伐材が活用された。チップ化して、特殊なアスファルトと混ぜて舗装資材として再生。水はけがよく、クッション性が高い歩道が続く。

 駅側通路脇に置かれたベンチの素材は、県西部の森で切り出されたヒノキの柱材。ベンチとして使う間に、商品化に必要な乾燥が進む。約6か月で水分がほどよく抜けると、木材会社が回収し、切り出してきたばかりの柱材と入れ替える。

 建物周囲には日本在来の樹木が多く植えられた。備え付けられたQRコードをスマートフォンなどで読み込むと、樹種ごとの解説文を読むことができる。開発した「西武リアルティソリューションズ」の担当者は「商業施設でも、地域の豊かな自然を感じていただきたい」と話している。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください