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能登大雨で死者7人・行方不明者2人に、急激に生存率下がる「発生から72時間」迫る…安否不明は4人

読売新聞 / 2024年9月23日 21時51分

大雨で発生した土砂崩れと、一時孤立集落になった集落(23日午後0時44分、石川県輪島市で、本社機から)=佐々木紀明撮影

 能登半島北部を襲った記録的な大雨で23日、石川県輪島市で新たに1人の死亡が確認され、死者は計7人となった。災害に巻き込まれた可能性が高い行方不明者は2人で、所在が分からず、連絡が取れない安否不明者も4人に上る。輪島市は、孤立した一部集落や浸水被害を受けた能登半島地震の応急仮設住宅で暮らす計約400人を別の場所に集団で避難させる必要があるとし、県に2次避難の受け入れを要請した。

 県のまとめによると、23日午後3時現在、死者は輪島市で6人、珠洲市で1人、行方不明者は同市と能登町で各1人となった。災害発生から2日が経過し、生存率が急激に低下するとされる「発生から72時間」が迫る中、懸命の捜索活動が続けられている。

 道路が寸断された影響で、山間部や海沿いにある3市町の14地区56集落が孤立している。

 3市町では断水が計5060戸、停電は計約3720戸で続く。影響は学校にも及び、輪島市は市立の全12小中学校を25日まで臨時休校する。県は24日以降、浸水した同市の仮設住宅にボランティアを派遣する。

 21日の土砂崩れで複数人が閉じ込められた輪島市の国道249号中屋トンネル付近では、22日夜に捜索が終了し、計14人が救助された。周辺では地震の復旧工事をしていた作業員ら2人の死亡が確認されている。

 林官房長官は23日、アルファ化米1万食と携帯トイレ8000回分を自衛隊ヘリで輪島市に輸送すると発表した。

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