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能登大雨で一時孤立した地区…スーパーに1・8mの高さまで泥水、店長「ここで再建するかどうか考えたい」

読売新聞 / 2024年9月23日 22時37分

一時孤立していた石川県輪島市町野地区。大量の土砂や流木が道を塞いでいた(23日午前)=武山克彦撮影

 元日の能登半島地震で3日ほど孤立した石川県輪島市町野地区は、今回の記録的大雨でも土砂崩れが発生し、一時孤立状態となった。車の往来が可能になった後の23日朝、集落に記者が入った。

 市中心部から人口約1800人の町野までは42キロ。地区につながる道路は相次いで寸断され、21日午後から通行できなくなった。

 集落に入ると、幹線道路はいたるところで冠水し、大量の土砂や流木が残っていた。道路脇の斜面は10メートルほど崩れ、道を半分塞いでいる。元日の地震でも崩落し、土のうで補強していた箇所で、支えきれずに押し潰されていた。

 地震後、電気と水道は復旧していたが、大雨で再び停電。断水も続いている。地元消防によると、地区の別々の場所で土砂崩れに巻き込まれた女性2人の遺体を収容したという。

 川のそばに店がある「もとやスーパー」では、1・8メートルの高さまで泥水が流れ込んだ。店内は大量の土砂や流木が残り、商品が散乱していた。店は元日の地震でも天井が落ちたが、一日も休まず営業を続けた。本谷一知店長(46)は「こんなことは初めて。ここで店を再建するかどうかも含め考えたい」と言葉少なに話した。(輪島支局 武山克彦)

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