立憲民主党きょう執行部人事、地方での支持根強い枝野氏の処遇焦点…次期衆院選へ挙党態勢築けるか
読売新聞 / 2024年9月24日 8時18分
立憲民主党代表選で新代表に選出された野田佳彦・元首相は24日に決定する執行部の骨格人事で、次期衆院選に向けた挙党態勢を築けるかが課題となる。決選投票を戦った枝野幸男・元代表の地方での支持も根強く、枝野氏をどう処遇するかも焦点となりそうだ。
野田氏は1回目の投票で、地方議員と党員・協力党員の合計票で139ポイントを獲得し、123ポイントの枝野氏ら他候補を抑えた。決選投票では、47都道府県の代表者(1人1ポイント)から28ポイントを集め、枝野氏を振り切った。
決選投票で野田氏に投じた群馬県連からは「党を刷新してくれるという期待感が枝野氏より勝っている」との声が上がった。元首相としての豊富な経験を基に、党をまとめ上げる手腕に期待したためだとみられる。
ただ、1回目投票の地方議員票を見ると、枝野氏の71ポイントに対して、野田氏は58ポイントとリードを許した。決選投票でも「支援を受けている労働組合とのつながりを考えた」(北海道連)などとして枝野氏を推す声が一定程度あったほか、日本維新の会との対決色の強い関西圏では、連携を目指して維新に秋波を送る野田氏を敬遠する傾向も見られた。
枝野氏は左派系の党内最大グループ「サンクチュアリ」(約30人)から支持を得ており、「枝野氏の登用は(野田氏が強調する)ノーサイドの象徴となる」(立民関係者)との声も出ている。枝野氏は党大会後の陣営の報告会で「結果はひとえに私の力不足に尽きる。一兵卒としてしっかりと頑張りたい」と語った。
1回目投票で地方票が59ポイントに沈んだ泉健太・前代表は記者団に「悔しくないと言えばウソになる」と語り、同じく49ポイントにとどまった吉田晴美衆院議員は「結果は結果だが、大きなスタートが切れたのではないか」と述べた。
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