因縁つけ本人確認書類を撮影、個人情報を基にカード作りスマホ購入・詐取…容疑の夫婦を再逮捕

警視庁

　高速道路で「飛び石が当たった」と因縁をつけて提示させた運転免許証の情報でクレジットカードを作り、商品を不正購入したとして夫婦が逮捕された詐欺事件で、警視庁は２４日、東京都江東区豊洲、職業不詳斎藤貴聡（３２）、妻の智華（３３）両容疑者を別の詐欺容疑で再逮捕した。

　警視庁幹部によると、２人は６月２４日、都内の家電量販店で神奈川県の３０歳代の会社員男性名義のクレジットカードを使ってスマートフォン１台（約１９万円）を購入し、詐取した疑い。いずれも黙秘している。

　２人は３月１３日、都内のコーヒーチェーン店でこの男性に「体がぶつかった」と因縁をつけて１１０番。駆け付けた警察官に「被害届を出すつもりはない」と伝える一方、男性に本人確認書類を提示させて撮影していた。その後、男性の個人情報を基に男性名義のカードを作っていたという。

　東京地検は２４日、貴聡容疑者を詐欺罪で東京地裁に起訴した。