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アルツハイマー病治療薬「ドナネマブ」の製造販売を承認…11月にも保険適用

読売新聞 / 2024年9月24日 20時8分

製造販売が承認された認知症新薬「ドナネマブ」(商品名ケサンラ)(日本イーライリリー提供)

 厚生労働省は24日、米製薬大手イーライリリーが開発したアルツハイマー病治療薬「ドナネマブ」(商品名ケサンラ)について、製造販売を承認した。原因物質を脳内から除去するタイプでは「レカネマブ」(同レケンビ)に次いで2剤目となる。薬価(薬の公定価格)の審議を経て、11月にも保険適用される見通しだ。

 ドナネマブは、患者の脳内に蓄積する異常なたんぱく質「アミロイド β ベータ(Aβ)」の塊を取り除き、病気の進行抑制を狙う。対象は、認知症の前段階となる軽度認知障害(MCI)を含むアルツハイマー病の早期患者で、点滴で月1回、最長1年半投与する。1年をめどに検査し、Aβの塊が消えたことが確認できれば、投与をやめられる。

 また、大塚製薬のうつ病などの治療薬「ブレクスピプラゾール」(商品名レキサルティ)について、アルツハイマー病が原因となるアルツハイマー型認知症に伴う暴言や暴力などの治療に使えるようにする適応拡大を承認した。

 この薬は、脳内の神経伝達物質の働きを調整する飲み薬。認知症患者の不安や焦り、興奮から起こる暴力や暴言を抑える薬としては、米国など4か国・地域で承認されている。

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