大学入学共通テストの出願受け付け開始、紙での出願は今回が最後…次回からオンライン化

大学入学共通テストの出願受け付けが始まり、願書の確認をする大学入試センターの職員ら（２５日午前、東京都目黒区で）＝杉本昌大撮影

　来年１月に実施される大学入学共通テストの出願受け付けが２５日、始まった。東京都目黒区の大学入試センターには多数の出願書類が運び込まれ、職員が記載内容の点検にあたった。２０２６年実施の共通テストからは出願手続きがオンライン化されるため、紙による出願は今回が最後となる。

　本試験は１月１８、１９日、追試験は同２５、２６日。前回までは「６教科３０科目」だったが、今回から２２年度に始まった高校の新学習指導要領に対応した「７教科２１科目」に再編される。

　プログラミングなどを扱う「情報Ｉ」の出題が始まり、国立大志願者は原則、この科目を受ける必要がある。旧課程で学んだ浪人生向けの科目も用意される。

　来年の共通テストには国立大８１校、公立大９５校、私立大５２２校のほか、短大と専門職大学を合わせて計８４２校が参加する予定。出願期間は１０月７日（消印有効）まで。