1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

三菱重工が「H2A」最終となる50号機公開…初打ち上げから20年以上、「有終の美を飾りたい」

読売新聞 / 2024年9月25日 20時0分

報道陣に公開されたH2Aロケット50号機の機体主要部(25日午後、愛知県飛島村で)=加藤遼也撮影

 三菱重工業は25日、今年度中の打ち上げを目指す国産主力ロケット「H2A」50号機の機体主要部を愛知県内の同社工場で公開した。H2Aは50号機で退役して新型の「H3」に切り替わる予定で、同社の担当者は「有終の美を飾りたい」と意気込んだ。

 同社と宇宙航空研究開発機構(JAXA)が共同開発したH2Aは、2001年の初打ち上げ以降、20年以上にわたり日本の宇宙開発の屋台骨を支えた。打ち上げ成功率は97・9%と高い信頼性を誇り、同社は07年から打ち上げ事業を担う。

 最終号機となる50号機には、温室効果ガス・水循環観測技術衛星「GOSAT―GW」を搭載する。JAXAが環境省などと協力して開発中の衛星で、海面の水温や二酸化炭素などの温室効果ガスを測定できる。

 同日、報道陣に公開されたのは、エンジンなどを搭載した機体主要部。機体は今後、鹿児島県の種子島宇宙センターに搬入され、打ち上げ時の熱や衝撃から衛星を守るカバー「フェアリング」の取り付け作業などを進めて、本番に備える。

 同社の 穎川 えがわ健二・プロジェクトエンジニアは「H2Aは信頼性が高く輝かしい実績を残した。確実に作業を進めて、最後の打ち上げにつなげたい」と話した。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください