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横浜M、J2山口に5発圧勝…神戸は鹿島下し5大会ぶりの天皇杯4強入り

読売新聞 / 2024年9月25日 23時0分

51分、勝ち越しゴールを決める横浜M・エウベル(左)(25日)=松本拓也撮影

 サッカー・天皇杯全日本選手権(25日・ニッパツほか)――準々決勝の残り2試合が行われ、J1横浜MがJ2山口に大勝し、7大会ぶりに準決勝に進んだ。J1神戸はJ1鹿島を下し、5大会ぶりの4強入り。

 10月27日の準決勝で、横浜MはG大阪と、神戸は京都と対戦する。

横浜M5―1山口

 J1リーグ戦で不調とはいえ、J2勢には負けられない。横浜Mが圧勝した。

 前半、1―1の状況で双方に退場者が出て10人対10人の戦いに。荒れた様相の中、51分、FWエウベルが快足をとばして勝ち越し弾を決めると、71分にはFWヤンマテウスが追加点。スピードの差を見せつけ、徐々に引き離した。

 17日のアジア・チャンピオンズリーグ・エリートの光州(韓国)戦、22日のJ1広島戦の2試合で計13失点。キューウェル監督が解任され、ヘッドコーチだったハッチンソン氏が指揮を執るようになり、攻撃に改善の兆しが見られたものの、守備が崩壊。この日もDFラインの裏を狙われたが、1失点でしのいだ。

 エウベルは「勝たないといけないという思いで試合に入った。これからも結果が伴うゴールを決めたい」。J1リーグ戦は9位と振るわないだけに、YBCルヴァン杯と天皇杯で名門の誇りを見せたいところだ。(荒井秀一)

神戸3―0鹿島

 J1のリーグ戦から中2日で迎えた神戸は、先発メンバーを全員入れ替えて臨んだ。FWの大迫と武藤をベンチから外した中で、3ゴールを奪って快勝。海外クラブから8年半ぶりに古巣へ戻ってきたMF森岡が、勢いをもたらした。15分、フリーだったペナルティーエリア内で、DF日高が上げた右クロスに反応。ダイレクトで右足を合わせ、復帰後初の公式戦を先制ゴールで飾った。「スタジアムが歓迎する雰囲気を作ってくれてゴールにつながった」とサポーターに感謝した。

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