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みずほ銀行、他行宛てネット振込「一律110円」に引き下げへ…「金利のある世界」で預金獲得狙い

読売新聞 / 2024年9月26日 5時0分

みずほ銀行

 みずほ銀行は2025年1月中旬から個人客向けの振込手数料を引き下げる方針だ。インターネットバンキングの他行宛てで一律110円にし、他のメガバンクより安い水準となる。日本銀行が利上げ姿勢に転じたことを踏まえ、顧客の利便性を高めて預金の獲得につなげる狙いだ。

 ネットの「みずほダイレクト」を使う場合、他行宛ての3万円未満の振り込みで150円、3万円以上で320円としている手数料を一律110円に下げる。自行宛ての場合は無料のままで変わらない。

 窓口やATM(現金自動預け払い機)から振り込む際の手数料は引き上げ、他のメガバンク並みとする。窓口は440~880円を880~990円に、ATMは220~550円を550~880円とする。人件費や維持費がかかる窓口やATMからネットバンキングへの誘導を図る。

 個人客向けの振込手数料を巡っては、三井住友銀行が10月からネットやATMの振込手数料を引き下げると発表。ネット銀行は100円前後が多く、一定の条件で無料にしているケースもある。みずほは「金利のある世界」で預金獲得競争が活発になるのをにらみ、手数料下げに踏み切る。

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