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3メガバンクと政投銀、ラピダスに最大250億円出資へ…27年に先端半導体の量産開始目指す

読売新聞 / 2024年9月26日 23時24分

 三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、日本政策投資銀行の4行が、先端半導体の国産化を目指すラピダスに、最大計250億円を出資する方針を固めたことがわかった。2027年の量産開始を目指すラピダスは、設備投資や、収益を得られるまでの運転資金などに充てる方針だ。

 メガバンク3行は最大で各50億円、政投銀は最大100億円を出資する方向だ。ラピダスは既に、トヨタ自動車やNTT、ソフトバンクなど国内7社から各10億円、三菱UFJ銀から3億円の計73億円の出資を受けた。当面は、既存株主や銀行から総額1000億円規模の調達を目指す。

 北海道に工場を建設中のラピダスは、27年の量産開始までに、技術開発や設備投資で5兆円規模の資金が必要とされる。政府は経済安全保障の観点から、工場の建設費などに最大9200億円を支援する方針を決めており、残る約4兆円の資金調達が課題だ。

 ラピダスは、既存株主からの追加出資や銀行の融資などで資金を確保する戦略を描くが、事業の成否や融資の返済が確実に見込めないため、慎重な声も多い。政府は、民間の融資に政府保証を付ける案などを念頭に関連法案を準備しており、早期の国会提出を目指す。

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