まるで「唇」や「パーとチョキ」…ユニークな形の野菜の写真展、作品を募集

唇のように見えるサツマイモ「キスミー」＝近江日野商人館提供

　滋賀県日野町大窪の近江日野商人館は、ユニークな形の野菜を撮影し、ユーモアいっぱいのタイトルをつける「おもしろ・おかしい野菜の写真展」の作品を募集している。応募があった作品は１１月１５日～１２月１５日に同館で展示し、来館者の投票で優秀作品を選ぶ。応募の締め切りは１０月３０日。

　満田良順館長（７７）が、野菜づくりをしている知り合いの農家から「おもしろい形の野菜ができた」として、多くの人に見てもらえる機会をつくってほしいと相談されたのをきっかけに同写真展を始めた。以来、同館の名物企画になり、今年で１０回目になる。

　歴代の優秀作品には、サツマイモが唇のような形をしている「キスミー」（第１回）、ジャンケンで勝負するニンジン「パーとチョキ」（第７回）、外へ出て行こうとするニンジンをひきとめる「逃げちゃダメ！」（第９回）などがあり、野菜の形の面白さとともに、絶妙なタイトルが来館者の心をつかんだ。

　対象は、畑などで一般的に栽培されている野菜や果物。自分で収穫したものだけでなく店で買ったものも可だが、彫刻や彩色など加工したものは不可。１人で何点でも応募できる。優秀作品に選ばれると、日野町の特産品が贈られる。収穫の秋を迎え、同館担当者は「その野菜！　ちょっと待って！　捨てないで！」と応募を呼びかけている。

　応募は、プリントしたＬサイズの写真かデータに、タイトルのほか住所や名前、電話番号を添え、持参か郵送（〒５２９・１６０３日野町大窪１０１１）、または電子メール([e-mail])のいずれかの方法で近江日野商人館へ。問い合わせは同館（０７４８・５２・０００７）。