自民総裁選ラストスパート、経済・規制改革で独自色をアピール
読売新聞 / 2024年9月27日 10時0分
自民党総裁選は27日に投開票を迎える。総裁選期間を通じ、各候補は経済政策や規制改革で独自色をアピールした。26日は各候補とも最後の追い込みをかけた。
「今朝も幾人の方から『やる(支持する)』と電話をいただいた。この戦いは必ず勝つ」
石破茂・元幹事長は陣営の会合でこう述べ、議員票の上積みに自信を見せた。地方創生相としての経験や高い知名度を生かし、党員票の勢いを議員票につなげる戦略を描いている。この日は菅前首相や麻生副総裁の事務所をそれぞれ訪ね、両氏と面会した。
高市経済安全保障相は東京・赤坂の衆院議員宿舎にこもり、議員への電話かけを行った。戦略的な財政出動を訴え、靖国神社参拝を明言するなど、「安倍元首相後継」を強調してきた。この日の陣営会合では最後の支持要請を徹底する方針を確認した。
「気を引き締めて決勝に残り、勝利をつかめるように最後まで頑張りたい」。小泉進次郎・元環境相はこの日、東京都内で記者団にこう語った。同日夜には首相公邸で岸田首相と面会した。「聖域なき規制改革」を掲げ、解雇規制の見直しを主張した。街頭演説では多くの聴衆を集め、知名度の高さをアピールした。
小泉氏と同じ40歳代の小林鷹之・前経済安保相はいち早く立候補を表明し、「脱派閥選挙」や党の世代交代を訴えた。林官房長官らベテランは豊富な経験に基づく安定感や実績を強調した。
選挙戦は現行規程で最長の15日間に上り、経済や外交、党派閥の政治資金規正法違反事件を受けた政治改革など幅広いテーマで論戦が交わされた。
ただ、候補者が9人にまで膨らみ、河野デジタル相は26日、東京都内で記者団に「候補者が非常に多く、時間の割に議論の深まりが今一つだった」と振り返った。
この記事に関連するニュース
-
【自民総裁選】決戦前夜 有力候補が“派閥の重鎮詣で”に奔走 駆け引き最終局面
日テレNEWS NNN / 2024年9月27日 1時0分
-
自民総裁選、決選投票へ=石破・高市・小泉氏、三つどもえ―27日選出
時事通信 / 2024年9月26日 19時25分
-
あす自民総裁選〝有事の宰相〟にふさわしい人物は誰 石破氏vs高市氏の決選投票か 各陣営、態度未定の議員を懸命説得
zakzak by夕刊フジ / 2024年9月26日 11時32分
-
【政界】「総裁選から衆院選へ」思惑が交錯 政権党として真価を問われる自民党
財界オンライン / 2024年9月19日 7時0分
-
「進次郎首相」を自民党の延命装置にするのか…最後の総裁選・石破氏が秘かに期待する"キーパーソンの名前"
プレジデントオンライン / 2024年9月10日 8時15分
ランキング
-
1捜査員に踏み込まれた容疑者、ホテル3階から飛び降り上半身裸の下着姿で逃走…神戸市垂水区
読売新聞 / 2024年9月27日 10時7分
-
2自民新総裁、午後に選出=石破氏19道県、高市氏12府県でトップ
時事通信 / 2024年9月27日 12時44分
-
3石破茂vs高市早苗「最終決戦」の行方…総裁選あす投開票“三つ巴の争い”も進次郎は脱落ムード
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月27日 9時26分
-
4麻生副総裁、決選投票に残れば高市氏を支持へ…岸田首相は別の候補を支持する意向
読売新聞 / 2024年9月27日 6時40分
-
5出直し兵庫県知事選挙、維新は独自候補擁立を検討…対決姿勢で批判回避狙う
読売新聞 / 2024年9月26日 22時27分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください