金銭管理指導と称し後輩隊員のキャッシュカード預かり２１０万円横領、３等陸曹を懲戒免職

防衛省

　陸上自衛隊は２６日、第２後方支援連隊（北海道旭川市）の男性３等陸曹（２９）と第１８普通科連隊（札幌市）の男性陸士長（２４）をそれぞれ同日付で懲戒免職にした。

　発表によると、３曹は２０２０年２月～２３年１月、後輩隊員の口座から繰り返し現金を引き出し、計約２１０万円を横領した。「金銭管理指導」と称して後輩のキャッシュカードを手元に置いていたという。

　一方、陸士長は昨年１１月１５日と同２６日、札幌市内で大麻を使用。部隊が所属する真駒内駐屯地（同）の抜き打ち検査で陽性反応が出たといい、内部調査には「入隊前から使用していた」と説明した。同駐屯地は「他の隊員の関与は確認されていない」としている。