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自民党総裁選の議員投票始まる…高市氏「天命を待つ」・小泉氏「最後まで思い伝える」・石破氏「必ず勝たねばならない」

読売新聞 / 2024年9月27日 13時6分

総裁選の開票作業を行う自民党東京都連の関係者ら(27日午前10時11分、自民党本部で)=松本拓也撮影

 自民党総裁選は27日午後、東京都内の党本部で投開票が始まり、第28代総裁が選出される。15日間の選挙戦を戦ってきた9候補は同日午前、決戦に向けてそれぞれ意気込みを語った。新総裁は、10月1日に召集される臨時国会で第102代首相に指名される。総裁任期は2027年9月30日までとなる。

 総裁選には、立候補に推薦人が必要となった1972年以降、過去最多の9人が出馬した。

 高市早苗経済安全保障相(63)は閣議に出席後、国会内で「思い残すことなく活動をしてきたので、天命を待つ」と記者団に語った。

 小林鷹之・前経済安保相(49)は国会内で記者団に、「世界をリードする日本をつくる。最後の最後まで力を尽くしていきたい」と訴えた。

 林芳正官房長官(63)は、この日もイメージカラーの緑色のネクタイを締め、記者団に「人事を尽くして天命を待つ心境だ」と語った。

 小泉進次郎・元環境相(43)は「最後まで誠心誠意思いを伝え続ける」とのコメントを出し、国会議員への支援要請の電話かけを続けた。

 上川陽子外相(71)は公務に向かう前、東京・赤坂の衆院議員宿舎で記者団に「1回目(の投票)が勝負だ。全身全霊を込めて動いていく」と力を込めた。

 加藤勝信・元官房長官(68)は、東京都渋谷区の明治神宮を参拝後、記者団に「最後まで一人でも多くの議員の賛同を得る努力をしたい」と述べた。

 河野太郎デジタル相(61)は閣議後の記者会見で「勝利を目指して最後まで政策を訴えていきたい」と語った。正午から国会内で決起集会を開いた。

 石破茂・元幹事長(67)は国会内で開いた選挙対策会議で、「日本国のため、次の時代のために、必ず勝たねばならない」と気勢を上げた。

 茂木敏充幹事長(68)は国会内で記者団に「誰もが将来に希望を持てる日本にしたい」と語った。決起集会では昼食にカツサンドを食べ、決戦に備えた。

 総裁選は、国会議員票368票と党員・党友票368票の計736票で争われる。1回目の投票で過半数を得た候補がいない場合、上位2人の決選投票となる。

 総裁選は石破、高市、小泉3氏の三つどもえの争いとなっている。読売新聞社が14~15日に全国の党員・党友に対して行った電話調査の結果では、党員・党友票は石破、高市両氏が先行していた。国会議員の支持動向調査では、小泉氏が石破、高市両氏を引き離しており、決選投票にもつれ込むのは確実な情勢だ。

 決選投票では、議員票368票に加え、各都道府県で党員・党友票の得票が多い候補に1票ずつ47票が割り振られる。

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