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イスラエル軍がレバノン220か所を空爆、92人が死亡…シリア国境攻撃で武器補給路断つ狙い

読売新聞 / 2024年9月27日 19時37分

 【エルサレム=笹子美奈子、ワシントン=淵上隆悠】イスラエル軍は26日、イスラム教シーア派組織ヒズボラが拠点とするレバノン国内の約220か所を空爆したと発表した。中東の衛星テレビ局アル・ジャジーラによると、この空爆で92人が死亡し、23日以降の累計死者数は700人を超えた。米国は21日間の停戦に応じるよう働きかけを続けているが、イスラエルは攻撃の手を緩めていない。

 イスラエル軍は27日、首都ベイルート南郊への空爆で、ヒズボラの無人機部隊司令官を殺害したと発表した。

 イスラエル軍の空爆対象は、レバノン南部から拡大している。26日には、ヒズボラの武器補給路を遮断するため、レバノンとシリアの国境地帯を攻撃した。

 国境には、連日の空爆でレバノンからシリアに逃れる避難民が押し寄せている。レバノン当局は、2日間で約3万2000人が国境を越えたと発表した。このうち約半数が、内戦でレバノンに逃れていたシリア難民という。新たな難民危機の懸念が高まっている。

 一方、米国のブリンケン国務長官は26日、ニューヨークでイスラエルのロン・デルメル戦略問題相と会談し、米仏や日本などが共同声明で提案した21日間の停戦に応じるよう要請した。

 米国のジョン・カービー大統領補佐官は26日、記者団に「イスラエルは共同声明の文言を十分に理解していた」と述べてイスラエルが翻意したことを示唆し、攻撃を継続しているイスラエルに不快感を示した。

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