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岡本和真の献身、均衡破った通算1000安打の節目の一本…巨人ついにマジック1

読売新聞 / 2024年9月28日 5時1分

6回無死1、3塁、先制適時打を放つ岡本和(27日)=佐々木紀明撮影

 プロ野球のセ・リーグは27日、首位巨人が中日を3―1で下し、2位阪神は広島に延長十二回、サヨナラ負けを喫した。巨人の優勝へのマジックナンバーは1となり、早ければ28日に4年ぶりのリーグ制覇が決まる。

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 巨人3―1中日(セ・リーグ=27日)――巨人が2連勝。六回に岡本和の適時打などで2点を先取、八回に大城卓の犠飛で加点して逃げ切った。中日は15三振が響いて好機を生かせず、連勝が4で止まった。

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 巨人が4年ぶりのリーグ優勝へと大きく歩みを進める先取点は、4番岡本和の今季を象徴するような打撃から生まれた。五回まで無得点と我慢が続く展開の中で巡ってきた好機で、確実に打点を挙げた。

 六回、先頭のオコエがバットを折りながら左翼線へ二塁打を放ち、続く吉川はバント安打を決めて、無死一、三塁。岡本和は「打てる球をしっかり打つ」。コンパクトなスイングで梅津が投じた高めの151キロを捉えると、打球は遊撃手の横を抜け、中前へと転がった。両手をたたいて喜び、「先に点が取れたこと、打てたこと、良かったです」。通算1000安打という節目の一本で均衡を破った。

 リーグ優勝を何度も経験している菅野は言う。「僕とか、(戸郷)翔征、和真もそう。主軸で出ているメンバーはしっかり責任を感じてやらないといけない」。厳しい戦いを勝ち抜くためには、中心選手の働きが欠かせないということだ。

 主砲の献身的な姿勢を見れば、その自覚があることは明らか。状況に応じて長打よりも精度を優先する打撃だけではない。前日のDeNA戦では、二回二死一、三塁での重盗で、三塁走者として本盗を決め、1点をもぎ取った。「野球は打つだけではない。守って、走って……。当たり前のことをやっているだけ」。大きな体で全力疾走し、ホームへヘッドスライディングする姿も珍しくない。

 阪神が敗れて優勝へのマジックナンバーは1となり、28日にもリーグ制覇が決まる。前回優勝した2020年はコロナ下のシーズンだった。「久々にたくさんのお客さんの前で優勝できるかもしれない。本当に頑張りたい」と岡本和。いよいよ栄冠が見えてきた。(井上雄太)

巨人・阿部監督「梅津投手がすごく良くてつかまえられなかったけど、やっとチャンスで1点取れたので良かった。(28日にも優勝が決まるが)他のチームは関係ない。自分たちが勝っていくだけ」

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